仙人の祈り

完全なものの中にいて、その完全さを知らない

「勝つ投資 負けない投資」が翻訳され中華圏へ進出することになりましたので、最初に告知をさせて頂きます。こちらをご覧ください。本書は、片山さんと小松原が投資のホンネを執筆することを前提にしています。なぜ、筆者がそのような境地に至ったのか、行間に込められたメッセージを受け止めて頂ければ、国や文化を問わず、必ずお役に立てるものと思います。以上、告知でした。

さて、最近は当ブログの更新の頻度が落ちていますが、私自身は特に変わりなく、日々、落ち着いた心持ちで市場と対峙をしています。「川端康成」的に言えば、「知識も理屈もなく、私はただ見てゐる」といったところでしょうか。市場や世の中が止まって見えるというか、時間という概念から切り離されたところから、物事を見ているような感覚を覚えることが増えてきています。

本でもブログでも述べましたが、お金や投資というものは、人類社会の経済活動を表現する、一つのツールのようなものでしかありません。まるでそれが人生のすべてだと思っている人もいるかもしれませんが(私もそういう時がありました)今は、そうではないと断言できます。隣人がそれを教えてくれたり、最新の物理学や量子論などを知ることで、そのことがハッキリとわかるようになってきました。

人類は、未だこの世界の物理的な現象の、一部しか解明できてていません。実際には3次元よりも高い次元の中にいるのに、それが見えていないことも大きな要因の一つです。重力もダークマターも、量子テレポーテーションも、すべてはもっと高い次元から見れば(恐らく)一目瞭然のことが、現代の私たちでは見えません。それは面白くもあり、真実を知りたいという、モドカシイ気持ちにもさせます。
[ 2016/10/17 18:00 ] 雑感 | コメント(15)

Q&Aコーナー(続き)

毎年のことですが、この時期は多忙のため、ブログの更新をする時間がありません。よって「Q&Aコーナー」を延長し、引き続き読者の皆様からのご質問にできるだけお答えするように致します。

6月中旬頃には少し時間に余裕ができるので、更新を再開する予定です。(出稿の依頼などもあるため、そちら向けへの記事がメインになるかもしれませんが)

tatsumaki2016相場の方は、砂嵐がまるで竜巻に成長していくかのような危機感を抱いている方も多いと思います。そういった時は、当ブログのこれまでのエントリーや、著書に記した、勝てる投資家としてのあるべき姿を読み返してみるとよいでしょう。

平易な文章で書いているため「知っていることしか書いていない」「この程度のことはわかっている」と思われるかもしれません。しかし、それは本当でしょうか?基本に立ち返り、ご自身の投資行動について再点検をしてみるのもよいかもしれません。
[ 2016/04/11 18:00 ] 雑感 | コメント(136)

動中静あり - Q&Aコーナー

年明けから資本市場は荒れていますが、当ブログの読者の皆さまにとっては、聞いた話が多いという印象を持っておられるかもしれません。

今起きている事象は、昨年までのエントリーですでに述べていることが多いと思います。つまり、それほど想定外の事態ではないということです。

Q&A2016とは言え、せっかくお越し頂いているのに更新がないのもなんですので、Q&Aコーナーを設けたいと思います。当エントリーに限りまして、できる範囲で小松原がご質問にお答え致します。

また、他の読者の方も代わりに回答して頂けると助かります。変動の大きい相場環境が続くでしょうが、お互いに頑張っていきましょう。
[ 2016/02/13 18:00 ] 雑感 | コメント(110)

本年もよろしくお願いいたします

読者の皆さま、新年明けましておめでとうございます。本年も経済や社会に関して、私の考えていることを(公開可能な範囲で)シェアしていこうと思います。

資本市場の方は年明けから大きく動いており、心穏やかでない投資家も多いと思います。一方で、私個人としては、米国・欧州・中国・日本という主要国において、それぞれの置かれた状況や構造的な問題点がよりクリアになってきたため、確信度の高い投資アイディアを発見できる気がしています。

monkey2016昨年は上場企業における日本版コーポレート・ガバナンスコードの導入という明るいニュースがありましたが、それに対する各社のリアクションは後ろ向きなものばかりであり、かえって世界の投資家を失望させる内容となってしまいました。

日本における保守層の知力の弱さはすさまじく、また、本人たちがそのことに気づいていないことに危機感を覚えています。世界における次の10年のイノベーションの行方が見えてきた今、日本経済は、その波に乗れるかどうかの瀬戸際にいる状況と言えそうです。

難しい話をするつもりはありませんので、ブログらしく散文的な記事や、ゆるい記事も書いていこうと思います。本年もどうぞよろしくお願い致します。
[ 2016/01/14 18:00 ] 雑感 | コメント(32)

2015年10月の雑感

秋風の中に、冬の匂いがする今日この頃。特に記事にするべきネタもないので、ブログの更新が少なくなっていますが、あまり何も書かないと、読者の方にも申し訳ない気がしてくるので、散文的に最近思うことを、書いていこうと思います。

鯨が巨像を飲み込む

最近になってメディア業界、ビール業界、半導体製造装置業界、金融業界などで、大型の企業買収が増えてきています。まさに鯨が巨像を飲み込むような大企業同士の合併ですが、日本勢はいつものように蚊帳の外にいます。

autumn_5th_ave日本人は戦術レベルでの技巧を駆使するのが得意ですが、戦略レベルでの思考が弱い傾向があります。何故、世界的に圧倒的なシェアを持つ大手同士が合併を急ぐのか、もっと深く考えた方がよい気がします。戦略レベルでの負けは戦術レベルでは覆すことができないのですから。

MBO社長

最近、日本企業の中でもMBOをして復活してきた社長に勢いのある人が多い気がしてます。自分が経営権を握らなくてはならないという思いで、リスクを負ってMBOをするわけですから、当然と言えば当然ですが、やはりオーナーシップを持って事業に取り組む人々は、感性が研ぎ澄まされていると感じます。
[ 2015/10/25 18:00 ] 雑感 | コメント(13)

B.B.Kingと青い夕陽

子供の頃は、周りの大人たちを見て「自分も早く大人になりたい」とよく思ったものだ。大人になれば、好きなものを好きなだけ食べられるし、好きなものを買ったり、好きなところへ行ったり、自分の願望の多くを叶えられるに違いないと、ワクワクしていた。

しかし、様々な経験を積みながら、実際に大人になってみると、大きな誤算があったことに気づく。あの頃の願望の多くは叶えることができるようになったものの、大人になった自分には、それが大して重要ではなくなってしまっているのだ。

moon_venus_mars2015ここで問題になるのは「大して重要ではない」ということで、子供の頃の願望を無視してしまってよいのかどうかということだ。ある意味で契約不履行のような状態と言える。「過去も、現在も、どちらも自分であるのだから別にいいではないか」と思うかもしれないが、それは違う。

何故なら、それを許容してしまうと、今度は「未来の自分が、現在の自分の願望を履行しなくてもよい」、ということになってしまうからだ。それは困る。だから過去の自分との契約を、しっかりと実行していく。例えそれが、現在においては「バカらしい」と思うことであっても。
[ 2015/08/29 18:00 ] 雑感 | コメント(34)

新入社員へ贈る5つの言葉

新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。それぞれの会社の選考を勝ち抜いて、あるいは何かの縁あって、新たにビジネスマンとして歩まれる皆さんに向けて、少しだけ先輩の私から、心に留めておいてもらいたいことを書いてみました。以下は昨年、私が自社の新卒向けにコメントしたものです(和訳)。皆さんのご健闘を祈ります。

リセットすること

優秀な大学を出た皆さんには、他の同年代の人たちと比べてアドバンテージがあります。しかし、それは僅かなものでしかありません。社会に出ると、それは無情にも簡単に覆ってしまいます。過去から積み重ねてきた実績は本日をもってリセットし、初陣の心持ちで新しい道を歩み始めましょう。ここでそれができないと、後の人生でかえって伸び悩むことになってしまうでしょう。今、ゼロからスタートするというマインドを持てるかどうかが重要です。

20150404誰よりも努力すること

プロの世界で勝ち抜くことは、これまでに皆さんが経験した競争とは次元の異なるものです。生き残る術はただ一つ、「誰よりも努力をする」という言葉に尽きます。「努力しても、努力しても、結果に結びつかないのでは?」と恐れるようでは、この世界では生きていけません。何故なら、結果の出ない努力など、それはまだ努力と呼べるようなものではないからです。横並びの中で相対優位に立ちたいという程度であれば、器用であれば可能でしょう。しかし、勝ち残る者に必要なことは、器用さではなく、ひたむきな努力です。

大らかに正しいこと

皆さんがこれから歩む道には「ルール」はありますが、「レール」はありません。先輩の歩んだ道をたどっても、同じ場所には到達できないでしょう。環境は日々変わり、物事の定義ですら変わるのがこの世界です。皆さんが目指すべきことは、大らかに方向性だけは正しいと思う道を歩むべきであって、先入観や固定観念によって、決められたゴールを目指すようなことはしないで下さい。皆さんそれぞれに道があり、それぞれのゴールがあるということを忘れないで下さい。
[ 2015/04/04 18:00 ] 雑感 | コメント(7)
筆者紹介

check 小松原 周 (あまね);

ファンドマネージャー・アナリスト。日本株(東京)や米国株(ウォール街)の経験が長く、取材した会社は5,000社を超える。徹底したリサーチと業績予想に基づき投資判断を行うファンダメンタリスト。

*ブログ記事は、どのような場合であっても個別銘柄の投資判断に関して述べることはありません。

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