仙人の祈り

スコットランドの猩々たちを訪ねて

多忙につき、今回は散文的な内容に留め、後は皆さんからの質問にお答えすることにしようと思います。このエントリーに限って、可能な範囲で返答をします。

私の最近の活動の中で、印象深かった出来事は、エディンバラの大手基金のトップたちとのミーティングでした。当初は、私から投資先企業の説明をする予定でしたが、彼らの時間軸と視点が、あまりにも大きな流れで物事を捉えていたため、次第にトピックが歴史や民族史、自然科学などへとシフトしていきました。

Edinburgh2014_09まるで、スコットランドの森の猩々(しょうじょう)たちに教えを請う若手といった構図でしたが、彼らの基金は次世代へ受け継がれることを前提に戦略を組んでいるため、今上の物事を俯瞰して見ています。深いディスカッションのお陰で、私も新たな気づきを得ることができたので、彼らから受託しているファンドの投資先を、一部変更することに決めました。

皆さんが気になる日本株では、コーポレートガバナンスの強化や、機関投資家の行動指針(スチュアードシップ・コード)策定など、資本市場の改革に取り込もうとする動きが出てきています。あまりにもレベルの低い東京市場のクオリティーが上がれば、回転率の高いヘッジファンド以外の投資家も、日本株へのアロケーションを増やしてくるかもしれません。

それでは、皆さんよい週末を。~ウィリアム・ウォレスに思いを馳せて~スコットランドの森深くより。

小松原 拝

リクルーターが注目する「知性の質」

ITによって仕事が急速に一般化・汎用化される現代にあって、従来のような学歴重視の採用手法では、付加価値のある人材を効率良く獲得できなくなっていることは、周知の事実である。しかし「ではどうすればよいのか?」と問われると、明確な手段があるわけではないため、皆が困っているというのが実情だ。

私は、経営者からこのような悩みを相談された時、友人のリクルーターから教えてもらった、優れた人材を探し出す際に注目すべきポイントがあるという話をシェアする。彼女はこの手法により、大手金融やIT企業から絶大な支持を集め、人材コンサルとして独立するに至ったほどである。

interview201409その手法を端的に述べると、それは「知性」とは何であるのかを今一度考えてみる、というものである。「知性」というのは日本語では「知る」「性(さが)」と書くが、読んで字の如く、本物の知性とは「知りたい」という性分がどれほど強いかどうかで定義される。

「知性の高い人」というのは、自分の可能性が青天井に広がっていると考えている。「知りたい、学びたい」という欲求が最初にあるため、努力も、批判も、失敗も、すべてを受け入れる心を持っている。彼らは、内側から沸いてくる衝動によって動いており、自分の中での成長している感覚を、最も重視している。
筆者紹介

check 小松原 周

こまつばら・あまね/ファンドマネジャー・アナリスト
徹底した企業リサーチと業績予想をもとに投資を行う。現役のファンドマネジャーであるため、外部への情報発信において、個別銘柄の投資推奨などは行っておらず、報酬も得ていない。

(会社四季報より引用)

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