仙人の祈り

機関投資家サーベイの結果

相場は調整色が強くなってきました。S&P500は本日基準線の1380を明確に割り込み、転換線は基準線へ向かって下がり始めてきました。AUDJPYは日銀の金融緩和に対する明確な姿勢が出ず、ハシゴを外されてしまい暴落。スペインのCDSは上昇を開始、中国のマクロ指標は振るわず、QE3の可能性はあるかないのかわからない、など等に加えて、個人的にはIMFが資源国の負債比率に懸念があり、大幅な通貨調整の可能性があるとコメントを出しましたことが大きいと感じています。私は下目線を継続しています。


Citiが四半期ごとに行っている機関投資家サーベイの結果が出ています。115件のアセマネ、年金、ヘッジファンドへの質問を集計しています。米国投資家はどのような状態にあるでしょうか。

市場目標平均値は前回の1375から1422へと上がり、キャッシュ比率は前回の8.79%より6.69%で縮小、85%強(前回の77%)の投資家が株を買い増ししたいとしています。企業業績伸びは7%増(前回6%)。市場コンセンサスが高過ぎると見る投資家は減り、低過ぎるまたは正確であるとみる見方が増えています。一方で20%の上昇の可能性が高いと見る投資家は減り、20%の下落の可能性が高いとみる投資家は増えて両者はほぼ均衡。これは市場のセンチメントが有頂天に達してなっていないことを示唆しているとコメントされています。

セクターではテクノロジー、金融への期待が高く、消費循環も改善。

政治に関しては、今年のリセッションの可能性をみる投資家は少なく、80%の投資家がQE3もなしと見ている。一方で失業率は8-8.5%で年内推移。大統領選ではオバマ勝利を期待する投資家が増え、優遇税制も6ヶ月延長されたのちに税制改革を予想する投資家が70%という感じでした。

簡単に言ってしまうと、米国のプロといっても全体で見ればこんな程度だと言うことです。極めて中庸的なサーベイ結果としか言えません。これを見ると、相場がいつも無慈悲に動くように感じられるのも、納得がいきます。
[ 2012/04/11 06:18 ] 投資全般 | コメント(0)
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筆者紹介

check 小松原 周 (あまね);

ファンドマネージャー・アナリスト。日本株(東京)や米国株(ウォール街)の経験が長く、取材した会社は5,000社を超える。徹底したリサーチと業績予想に基づき投資判断を行うファンダメンタリスト。

*ブログ記事は、どのような場合であっても個別銘柄の投資判断に関して述べることはありません。

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