仙人の祈り

アップルの好決算

本日の米国株式市場のポイントをおさらいしたいと思います。欧州市場がオランダ債やスペインT-Billの入札が堅調な入札結果となり上昇したことを受けて、寄り前の米国市場も小幅高で推移をしていました。9時に発表されたケースシラー住宅価格指数は市場予想よりも若干弱かったですが、特段材料視はされませんでした。10時に発表された3月の新築住宅販売は予想を若干上回り、2月の数字も若干上方修正されたことを好感して、市場全体が一段高となりました。特に新築住宅在庫が史上最低値を更新し、在庫月数は5.3ヶ月と、住宅バブルが崩壊する以前の水準まで低下してきたということもひとつ象徴的な出来事と考えられます。

その後は特段材料がなく、引け後のアップルの決算や明日のFOMCを控えて様子見ムードが広がり、引けにかけてジリジリと値を下げていき、S&P500は0.37%上昇、ナスダックはアップルやシマンテックが下げ0.3%の下落で引けました。出来高は昨日と変わりません。

アップルの決算ですが、EPSで23%のビート、最も高いセルサイド予想に対しても4%ビートする決算を発表し、アフターマーケットで現在6-7%上昇しています。アップルですが、レヴェニューが8%、マージンが市場予想43%に対して47%と大幅にビートしました。iPadは未達でしたが、iPhoneが予想の30Mに対して38Mと大幅にビートしたことが要因です。中国がyoyで5倍に伸びており、3月から始まったチャイナテレコムの寄与が想定以上に好調だったと推察されます。ちなみに日本も2倍に増えており、AUの採用が寄与しているものと思われます。(最近日本の女子高生のiPhoneのシェアがどんどん上がっているという話もありましたね。)

明日のFOMCは緩和的な金利政策を続けることや、QE3のカードが消えた訳ではないことを改めて強調するものとなると考えています。少し前まで、FEDの金融政策の大転換を期待する声もあったと思いますが、足元でマクロ指標に加熱感がなくなってきていることや季節調整のマイナス効果が今後控えていることもあり、そういった期待はすでになくなっていると考えています。つまり明日、何のサプライズもないことは概ね織り込んでいると考えます。

豪ドルは若干反発していますが、私はやはり静観です。
[ 2012/04/25 08:47 ] 投資全般 | コメント(0)
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筆者紹介

check 小松原 周 (あまね);

ファンドマネージャー・アナリスト。日本株(東京)や米国株(ウォール街)の経験が長く、取材した会社は5,000社を超える。徹底したリサーチと業績予想に基づき投資判断を行うファンダメンタリスト。

*ブログ記事は、どのような場合であっても個別銘柄の投資判断に関して述べることはありません。

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