仙人の祈り

相場の神様がナイフを落とす日

相場の神様がその手に握っていたナイフを落とした可能性が高まってきました。中国の預金準備率引き下げや、ギリシアでの連立政権樹立の可能性が浮上してきたにも係わらず、市場は優良株を中心に売ってきています。私の経験上、これは市場が相場がダイブする可能性を現実的に考えている査証です(私のファンドも今日は結構負けました)。優良株は相場の調整が終わった後で必ず上がるので、相場が下がると思う投資家が、実は最初に売る銘柄なのです。現時点では1,350あたりでのボックス圏という予想を維持しますが、どちらかというと下目線で見ています。

中国の預金準備率引き下げも、今回は前2回とはその意味合いが全く異なることに注意が必要です。前2回はインターバンク市場での流動性逼迫を緩和するために実施されましたが、今回は明確に金融緩和を意図しています。4月から一連の経済統計は軒並み市場予想を下回っており、先行き不透明感を背景に中国企業が設備投資を手控えはじめています。中国政府はこれに対応する為、金融緩和に乗り出さざるを得なくなったのが実情です。中国GDPが予想外に下落する可能性に注意しましょう。

豪ドル見通し:下落基調変わらず。
S&P500見通し:
1,350辺りでボックス圏。
織り込まれていない材料:(ネガティブ)ギリシアの連立政権樹立の失敗。中国の景気減速。(ポジティブ)QE3はない。

本日は日経平均株価を仙人均衡表で見てみましょう。ローソク足チャートがスカスカで、なんとも寂しい感じがしますね。これが示しているように、東京市場は米国市場・欧州市場を動きを反映するかたちで寄り付くので、このようなスカスカチャートになっていまします。東京市場は他の市場の鏡でしかなく、独自の意思はありません。残念ながらこのようなチャートは新興国と同じです。

日経平均はS&P500の動き×ドル円の動きで説明できます。ドル円は本日の米国10年債金利がついに1.77%と、歴史的最低水準まで下がっているため、ドル円も下がると思っています。仙人均衡表ではサポートラインで見事に止まっているように見えますが、数時間後に市場がオープンする時点で下にブレイクするでしょう。日経平均は下げトレンドにあると見ています。

日経225(仙人均衡表)
20120514.png
[ 2012/05/15 05:10 ] 投資全般 | コメント(0)
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筆者紹介

check 小松原 周

こまつばら・あまね/ファンドマネジャー・アナリスト
徹底した企業リサーチと業績予想をもとに投資を行う。現役のファンドマネジャーであるため、外部への情報発信において、個別銘柄の投資推奨などは行っておらず、報酬も得ていない。

(会社四季報より引用)

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