仙人の祈り

リーマンショックの余波の中で

本日は、某証券会社主催のカンファレンスへ終日出席しており、マーケットを注視していませんでしたので、コメントは控えます。相場はいつも難しいですが(ホントに)、昨日の反転は一時的なものと言う見方を維持しています。

米国企業の1-3月決算は8割の会社が、市場予想をビートしましたが、通期のガイダンスは同予想を下回る会社が続出しています。今年度の米国企業のEPS成長率は一桁後半程度に留まる予想であり、バリュエーションの拡大が起こるような力強さはありません。
本日は複数の会社とミーティングをしましたが、どの会社も米国は問題ないが、欧州はかなりの懸念を持っていました。欧州は完全にジャパナイズ(日本化)していく印象ですね。今のちびっ子たちはかつて日本が世界を席巻する勢いがあったことを知らないのでしょうね(という私もバブル崩壊の時は小学生でしたけど、、、)。ユーロはいつかは崩壊する時限爆弾のような存在であることに変わりはありませんが、大きな流れの中でみると、これを表面化させたのはリーマンショックをキッカケとした不景気と財政出動であるという事実は、あまり語られていません。

米国の景気回復はかつてない遅さであり、欧州は通貨同盟の崩壊へ進み、新興国は金融緩和を続けています。世界経済は今なをリーマンショックの余波の中で、不安定なまま進んでいると言えます。バブル経済はこのような条件のもとでは決して発生しません。

リスク資産へ投資をする際には、いつも意識しておきたい大前提かと思います。
[ 2012/05/23 02:16 ] 投資全般 | コメント(0)
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筆者紹介

check 小松原 周

こまつばら・あまね/ファンドマネジャー・アナリスト
徹底した企業リサーチと業績予想をもとに投資を行う。現役のファンドマネジャーであるため、外部への情報発信において、個別銘柄の投資推奨などは行っておらず、報酬も得ていない。

(会社四季報より引用)

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