仙人の祈り

QE3の可能性に注目

米国株
出来レースとは言え、金曜日の雇用統計ショックで開けた窓をピタリと閉めて終わりました。しかし正直、完全な上げサインが点灯していた割りには力が弱く、下げトレンドの終了を見せるまでは上がりませんでした。1310の窓を埋めた直後に勢いが失速しており、まだトレンドは転換していません。上値は1321くらいのイメージでいます。

本日のリスク資産の上昇はチャートを読める人なら、お約束の上げと言う感じです。ドラギ総裁が欧州の問題は金融政策でどうこうできる問題ではないという一歩引いた発言をしましたが、これらを完全無視したのも、チャートが反発を示唆しているからに他なりません。逆に言うと、この後ハシゴを外される可能性を残すことになってしまいました。

QE3
QE3があるのかないのかが重要ですが、一応セルサイドは以下のように予想しているようです。米国は自国の景気に失速の気配が認められれば、他国が迷惑を受けようが、気にせず自己中心的な政策を打つのが良いところです。日本人の感覚だと、米国がこの状況で更に金融政策を行うとは想像できませんが、それでもやるのが米国ですので、一応可能性の一つに入れておきましょう。

オペレーションツイストは可能性が低そうです。すでに売る短期債がないのと、長期債も十分過ぎる程金利が下がって来ていますので、追加でやることにあまり意味がないと考えられます。

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[ 2012/06/07 05:05 ] 投資全般 | コメント(2)
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[ 2012/06/07 17:56 ] [ 編集 ]
Re: QE3について
コメントありがとうございます。私も急な反発に正直ビックリはしていますが、これはいずれ「仙人モード」の心構えとしても書こうかと思っていたのですが、相場はエンドレスであるので、多くの時間を傍観席で試合を優雅に観覧しているような気持ちが私はいいように思っています。

さて、QE3のインパクトとヨーロッパの悪材料がある中で、DOWが独歩高になるかというご質問ですが、現在これを書いているのがバーナンキの公演の直前であるというタイミングの悪さもありますが、私の考えでは長期的にDOWの独歩高が続くことは十分にあると思います。圧倒的に大きなGDPを持つ国の経済が堅調であれば、これまでのように他のマーケットを無視して上がる事もあると思います(つまり米国のデカップリングですね)。

ただし、短期というか足元の流れは下げトレンドが続いていると思っています。直近の数日の反発は行き過ぎた債券市場からの資金のより戻しに過ぎないと思っています。過去2回のQEで株価は大いに上がった記憶をもとに、QE3に対する期待が膨らんでいますが、ちょっと加熱しているように感じています。

かつて飛ぶ鳥を落とす勢いであったNo2の日本が、バブル後停滞の一途を辿りましたが、米国はそれとは関係なく上昇し続けました。欧州も長期的には世界経済から置き去りにされるだけで、それ以外が成長していくことは可能だと思います。あくまでも長期的には、という話ですが。
[ 2012/06/07 21:47 ] [ 編集 ]
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筆者紹介

check 小松原 周 (あまね);

ファンドマネージャー・アナリスト。日本株(東京)や米国株(ウォール街)の経験が長く、取材した会社は5,000社を超える。徹底したリサーチと業績予想に基づき投資判断を行うファンダメンタリスト。

*ブログ記事は、どのような場合であっても個別銘柄の投資判断に関して述べることはありません。

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