仙人の祈り

欧米の金融緩和施策に注目

ECBのドラギ総裁がドイツ連銀総裁と話をするという報道があり、金曜日の米国市場は一気にリスクオンとなりました。スペイン、イタリアの金利上昇を止めるために、ECBが直接購入をするという噂が流れています。またLTRO3を行うという噂もあります。これらの結果は8月2日に分かるため、相場は大きく動きそうです。本当であれば、リスクオンの相場が始まる可能性は高いです。

来週はFOMCもあります。今回のFOMCでQE3へ踏み切る可能性は小さいと考えますが、米国マクロの減速は明らかであり、米国企業の決算も良くはありません。サプライズで先手を打ってQE3が発動された場合も、リスクオン相場を作ることになります。

金曜日は雇用統計があります。どんどん悪化する雇用に変化の兆しがなければ、QE3期待が高まることとなり、雇用が悪くてもそれほど下がらない可能性があります。

中国も年内は更なる金融緩和を続けると言っています。世界全体が金融緩和モードに拍車がかかれば、リスク資産は上昇するでしょう。もちろん、それは永続性のある世界のための措置ではなく、再び延命をして、将来のリスクを高めているだけに過ぎませんが、、、。
[ 2012/07/29 03:06 ] 投資全般 | コメント(1)
Re: 更なる金融緩和について
延命した先に控えるものは、何が起こるか分からない世界になると考えています。現在は実体経済が富を生み出していないのに、天からお金が降って来ている状態です。

個人的な見解ですが、金本位制から脱してしまった「資本主義世界の暴走」が、リーマンショック以後の先進国で起こっていると感じています。お金は富の裏付けがなくてはなりません。そのルールを破って、ドルを刷りまくっている状態が続いています。

具体的には次の大きな不景気が来た時に問題が生じます。財政の問題があり、将来への負担増となるQEのような金融緩和はもう取れなくなってしまいます(現在のような米国債の超低金利が続くならば、まだ可能ですが)。その場合は、需要そのものを拡大させる方法しか選択できなくなり、沈んでいく景気に対する即効薬はなくなってしまいます、戦争という選択肢を除いて。

どこの海にいるかわからない原子力潜水艦から、いつでも核弾頭を搭載した弾道ミサイルを打てる国です。しかし、これは政治力を高める脅し道具でしかありません。実際は、軍隊を派遣して不効率な戦争を長期間行います。そして何も罪もない人々の恨みを買う行為を行い、次の飯の種をばら撒いて行きます。私のような日本人には理解出来ませんが、米国とはある意味で清清しい程の残虐性を持った国です。

[ 2012/07/31 03:35 ] [ 編集 ]
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筆者紹介

check 小松原 周

こまつばら・あまね/ファンドマネジャー・アナリスト
徹底した企業リサーチと業績予想をもとに投資を行う。現役のファンドマネジャーであるため、外部への情報発信において、個別銘柄の投資推奨などは行っておらず、報酬も得ていない。

(会社四季報より引用)

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