仙人の祈り

(追加情報) 市場の誤読の可能性あり

本命は時間軸か、多くが延長に同意して9月に決定延期との記述
FOMC議事録によると、
① 経済見通し:経済状況と見通しに関する議論で、委員会の参加者は、経済活動がここ数ヶ月で減速し、委員の予想よりも緩やかなペースとなった。設備投資は回復しているものの、家計の消費は年初から大幅に減速した。先行きについて、多くのメンバーは、2014年の終盤でも失業率は長期的に望ましい水準よりも非常に高く、インフレ率は2%の委員会の長期目標と同じかそれ以下に留まるとみている。
② 追加緩和のタイミング:多くの委員は、新しい指標が、経済回復ペースがかなり持続的な強さを見せない限り、追加の金融緩和はかなり早い時期(fairly soon)に正当化されると判断した。
③緩和手段:3段落にわたって議論されており、段落ごとに1)2014年終盤までの時間軸の延長、2)新規の大規模な資産買取プログラム、3)付利金利の引下げ・BOE型の貸出スキーム。弊社米国チームは、9月にBOE型の貸出スキームが決定されるとみている。
1)2014年終盤までの時間軸の延長 多くのメンバーは、時間軸の延長を支持したが、その決定は9月まで延期するとした。理由は個々のメンバーの経済見通しと委員会の更なる政策オプションの検討を配慮するため(9項)としており、時間軸の優先度が高いようにみられる。景気が回復してきても緩和スタンスを継続するとの文言を加えれば、更に効果的になる可能性を示唆した。
2)資産買取プログラム(QE3)の政策効果については、金利低下や企業や家計の信頼感の回復といったプラス面の指摘の一方、出口戦略が困難になることや長期の期待インフレ率の上昇や金融の不安定性が増すといったマイナス面の指摘もあった。最近問題になっている米国の旱魃による影響については、参加者は今年後半に消費者物価の食料価格に影響があるものの、一時的なものに留まるとの見方をしている。今のところ緩和の大きな障害にはなっていないとみられる。
3)付利金利の引下げ:複数の参加者(a couple of)は付利金利引下げに好意的である一方、何人かの参加者(several)はマネーマーケットへの悪影響を指摘した。悪影響の具体例としては、ECBのゼロ預金金利低下後の状況に言及されており、金利低下→MMFのリターンが低下→流動性の低下などの問題が生じるとの見方であるとみられる。
BOE型の貸出:米英の違いに考慮しつつ、銀行が家計や企業への貸出を増やす方策として検討余地があるとした。
[ 2012/08/23 09:22 ] 投資全般 | コメント(0)
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筆者紹介

check 小松原 周

こまつばら・あまね/ファンドマネジャー・アナリスト
徹底した企業リサーチと業績予想をもとに投資を行う。現役のファンドマネジャーであるため、外部への情報発信において、個別銘柄の投資推奨などは行っておらず、報酬も得ていない。

(会社四季報より引用)

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