仙人の祈り

日本をダメにしている「真の2極化」と「老害」

私はこの数年、一度も日本へ帰っていないのだが、日本に関する情報は主にメディアから得ている。メディアと言っても、所謂、テレビや新聞などの伝統的メディアは実はあまり見ておらず、ほとんどが信頼できる人のブログや、SNSなどの情報である。

懐かしの勝間和代も言っていたが、テレビや新聞、雑誌などのマスメディアは時間当たりの情報の密度が低い上に、かなり恣意的に操作されている。大本営発表を疑いなき真実として受け止めている大衆には、海外から見ていると薄気味悪さすら感じる。

2極化が起きているのは仕事や収入だけではなく、何と言っても情報取得能力の2極化が問題だ。これだけネットが発達した時代に、受動的な情報のみしか入手できない「考えられない大衆」と、自ら散策して有益な情報を取得し「考える人」との格差が、とてつもなく大きくなっていると感じている。まさにデジタルディバイドだ。

これに加えて、日本には固有の「老害」の問題がある。年長者、つまりは逃げ切れる世代が社会の意思決定権を握っており、この人たちの浅はかな知識と、間違った見解と、自己責任能力のなさから繰り出される意思決定が、将来のある若い世代を苦しめている。これを老害と言わずして、何と言えばよいのだろうか?

ITスキルが高い若手は、老害の5人分くらいのデスクワークをこなすことが可能であるし、情報力にも格段の差がある。しかし、組織での発言権や給与面ではその逆になっている会社がほとんどである。日本の競争力低下は、インターネットが発達したこの時代と、組織体制がまったく合っていないところにもある気がしている。

戦艦大和の最期それはまるで、時代の蜃気楼を進む戦艦大和のようである。戦闘機が戦艦に勝る時代であることに上層部が気づかず、超ハイスペックの戦艦をつくり、何も出来ずに沈んでいった。大和に使用する鉄があればゼロ戦が6,000機造れるという、当時の若い将校たちの主張を、老害が無視した結果である。

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Ceron.jp
[ 2012/09/01 08:05 ] 雑感 | コメント(4)
日本
海外在沖からのからの貴重なご意見ありがとうございます。私も情報は同じように得ています。貴殿のブログもその一つに入っています。多くの人が、受動的な情報を得ているということですが、全くその通りだと思います。ですが、3.11後の日本のメディアや政府のあり得ない行動で、目を覚ました方も多いと聞きます。もしよろしければ投資以外の話でも信頼できるような情報のブログやサイトがあれば、教えていただきたいのですが。最近、日本でも孫崎享さんの『戦後史の正体』がかなり売れているそうです。(この本が100%信頼できるかは、わかりませんが私個人の考えに近いものだと思っているのですが)日本のメディアでもごく一部取り上げてたところもあったので少し、流れが変わってきたのかなと感じていることもあります。このまま終わった国とか言われないように、一個人でもなにかできる力があれば行動していきたいと思っています。
[ 2012/09/02 06:03 ] [ 編集 ]
なるほど「戦後史の正体」ですか。興味深いですね。
これと言って絶対オススメというようなサイトは特にありませんが、私はブログや2ちゃんをよく見ているのは、個人の生の意見が見たいからです。もちろん、内容の真偽については怪しいものもありますが、それは読みてが判断すればよいだけで、取り敢えず検閲されていない記事やコメントの方が面白いですね。

特に見ているのは、同業者のブログやSNSでのコメントですかね。幸い私の知り合いは、論客が多いので、参考になります。アゴラなども見ていましたし、このブログを書くついでに出稿などもしましたが、経済や金融などの他の人の記事があまり面白くなく、見るのも出稿するのもやめてしまいました。そんな訳で、コロコロかわります。

確かに3.11によって多くの人が、日本が将来どのようになっていくのか、考えるようになった気がします。このままの状態で将来へ向かって線を引っ張ると、とんでもないことになりそうだと感じているのでしょうね。政治や社会のシステムの軌道修正をしないと、島を取られるだけでは済まないでしょうね。

[ 2012/09/02 13:06 ] [ 編集 ]
ゼロ戦も時代遅れだった
んですけど(空中戦にはそれまでの最高峰メッサーシュミットを抜き世界最強だったが高空飛ぶ爆撃機の高さまで届かなかった)、仰っておられる趣旨には激しく同意です。
[ 2013/03/30 19:49 ] [ 編集 ]
Re: ゼロ戦も時代遅れだった
masaさん、コメントありがとうございます。

この記事の戦艦大和の下りは、兵器マニアの人たちから厳しいツッコミを頂いています。ただ、masaさんも分かっておられるように、言いたいことは若手の建設的な意見は通らず、頭の堅い年寄りによって、多くの悲劇が生まれているのは、昔も今も変わらないということです(・ω・)ノ
[ 2013/03/30 20:35 ] [ 編集 ]
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筆者紹介

check 小松原 周 (あまね);

ファンドマネージャー・アナリスト。日本株(東京)や米国株(ウォール街)の経験が長く、取材した会社は5,000社を超える。徹底したリサーチと業績予想に基づき投資判断を行うファンダメンタリスト。

*ブログ記事は、どのような場合であっても個別銘柄の投資判断に関して述べることはありません。

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