仙人の祈り

米ISMの読み方 - 製造業はリセッション?

8月のISM製造業指数は49.6と市場予想(50.0)及び7月(49.8)をわずかに下回りました。2009年6月以来の低い水準です。ヘッドラインの数値以上に内容は悪く、製造業の景況感が悪化していることを示唆しています。

生産指数が47.2と2009年5月以来の50 割れを記録した他、新規受注指数は47.1と3ヵ月連続の50割れ、納入遅延指数は49.3と7ヵ月連続で50割れとなりました。

輸出動向を反映する輸出受注指数は47.0と50割れが続いています。生産活動の先行指数である受注指数の50割れが続いている一方、在庫指数は50越えとなり、先行きの生産活動が弱含む可能性を示唆しています。

先日の中国PMIと似た動きです。グローバルに製造業の景気は減速しており、ISM製造業指数は今後さらに弱含む公算が大きいとみています。焦点は受注や生産などの悪化が続くと、雇用と消費へ波及してリセッションが起こるので、ISMの動向は気になるところです。

【OE3の可能性】

私は今月のFOMCでQE3がアナウンスされる可能性が60%程あると見ています。恐らく、市場予想はせいぜい20-30%くらいの可能性で見ているでしょう。本日のISMの悪化はQE3の可能性を高めたと思います。金曜日の雇用統計が100Kを割れれば、その可能性は更に高まると見ています。
[ 2012/09/05 06:00 ] 投資全般 | コメント(0)
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筆者紹介

check 小松原 周 (あまね);

ファンドマネージャー・アナリスト。日本株(東京)や米国株(ウォール街)の経験が長く、取材した会社は5,000社を超える。徹底したリサーチと業績予想に基づき投資判断を行うファンダメンタリスト。

*ブログ記事は、どのような場合であっても個別銘柄の投資判断に関して述べることはありません。

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