仙人の祈り

QE3の可能性

さて、来週のFOMCでQE3がアナウンスされる可能性が高まって来ました。金曜日の雇用統計が予想外に100Kを下回り、かつ先月、先々月のデータも下方修正されており、雇用は今年の春から一貫して停滞が続いていることがわかりました。

FRBは物価の安定と雇用の増大という2つの使命があるため、雇用の陰りに対しては何かしらのアクションが必要です。100K以下の雇用増加は、人口が1%程伸びている米国にとっては、実質的にはマイナスになっていることを示しています。

私は先日述べた可能性よりも更に高く、90%の確率で、QE3かモーゲージの買い取りなどが来ると考えます。ちなみにコンセンサスも金曜日以後、60%に引きあがっています。

ただし、QEは雇用増大に対して直接的な効果が出ていないため、モーゲージ買い取りのような他の手段で行うことも想定されます。昨日の中国のCPIを見ても、これまでの金融緩和が物価の上昇を引き起こしており、QEには副作用が伴うことを改めて実感させるものとなっています(米国の物価は不思議と安定しているので、今のところ副作用は見られませんが)。

リスクは何もなかった場合ですが、この場合はリスクオフは避けられません。
[ 2012/09/10 00:48 ] 投資全般 | コメント(0)
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筆者紹介

check 小松原 周 (あまね);

ファンドマネージャー・アナリスト。日本株(東京)や米国株(ウォール街)の経験が長く、取材した会社は5,000社を超える。徹底したリサーチと業績予想に基づき投資判断を行うファンダメンタリスト。

*ブログ記事は、どのような場合であっても個別銘柄の投資判断に関して述べることはありません。

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