仙人の祈り

スーパーKY安住

昨日の米国株の違和感のある下落は、どうやら本日ムーディーズが発表した「米国債務削減のメドが見えなければ格下げをする」というコメントがリークしていた可能性がありそうです。

これにより財政の壁の問題が意識され、ドルは全面安、債券は売られ金利は上昇しました。ドル円は一時77.70まで売られました。日本の安住財務相が「引き続き市場を注視する≒特に何も考えていません」というコメントを昨日しており、介入の心配がなくなったことも要因のひとつです。QE3が囁かれる中でのこの発言には、もう呆れて物も言えません。

豪ドル/ドルの大きな上昇は、ドル安に加えて、温家宝がコメントを発表したこともあります。GDPは想定通りで着地できることや、1,000億元の財政出動の枠があることを示唆したため、中国不安が少し和らぎました。また宝山鉄鋼が10月積みの建値を4ヶ月振りに前月比据え置きと発表したため、鋼材価格の下落が終了したことも、ポジティブに受け止められたはずです。

FOMCでの声明は明後日です。米国も金融緩和を発表すれば、世界の3極から施策が出ることとなり、リスク資産の下値不安は払拭されることとなりそうです。

QE3があった場合、ドル円は日本政府が動けないとわかっていますので、ヘッジファンドに更に強烈な売りを仕掛けられる可能性があります。
[ 2012/09/12 05:06 ] 投資全般 | コメント(0)
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筆者紹介

check 小松原 周 (あまね);

ファンドマネージャー・アナリスト。日本株(東京)や米国株(ウォール街)の経験が長く、取材した会社は5,000社を超える。徹底したリサーチと業績予想に基づき投資判断を行うファンダメンタリスト。

*ブログ記事は、どのような場合であっても個別銘柄の投資判断に関して述べることはありません。

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