仙人の祈り

職場の人間関係を良くするために - 3つのタイプに分けて考えてみる

サラリーマン共通の悩みと言えば、人間関係があるだろう。個人主義色の強い海外の職場ではそれ程でもないが、軍隊というか、村社会的というか、日本の職場というのはとかく人間関係で悩むことが多いと思う。

学生時代なら、気の合わない人とは距離を置けば済むが、仕事となるとそれが出来ない。会社では上司も同僚も選ぶことが出来ず、もがいた果てに、結局は自分が大人になって与えられた環境に合わせるしかないことに気付く。

私も日本の組織で働いている時は特に上司に悩んだ。相手の方が明らかに自分よりも知識や経験がなく、ディスカッションしていても得るものがないのに、どうして形式的な会議や資料作りに労力を割かなければならないのか、とイライラした経験が頻繁にあった。

そこである日、冷静に分析したのだが、会社にはいろいろなタイプの思考回路を持った人がごちゃ混ぜになっていて、自分と違うカテゴリーの人とは話が噛み合わない傾向にあることに気付いた。それは主に以下のように大別できる。

1.実力を重視する人
2.礼儀を重視する人
3.建前を重視する人

皆さんも合わない人が職場にいたら、その人がどれに当てはまるのかを考えてみるとよい。

ちなみに私は1のタイプだ。仕事である以上は、実力があり成果を出せる人が評価されるべきとシンプルに考えているだけで、私の中ではそれは至極当然のことだと思っている。

しかし、例えば2の礼儀を重視する人には、いくら実力のある人でも、言葉遣いがなっていないということだけで評価がされないという場合がある。信じられないかも知れないが、これは事実だ。

3の建前を重視する人に、「この会議は生産的ではないので廃止しましょう」と言っても無駄である。例えそれが紛れのない事実であっても、会議をして決定しているという建前が最重要の人には、その言葉は永遠に届かない。

私は長らく、タイプ2、タイプ3の人たちは頭がおかしいのだと思っていたが、日本人にはこのタイプの人が多くいて、むしろ彼らからするとタイプ1の人は、宇宙人か何かじゃないかと思っているのである。

組織で働く以上は、気の合わない人が必ずいる。そんな時はまず自分から相手のツボに歩み寄ってあげて、コミュニケーションを取りやすい関係を築くことが重要である。

良い関係を築いたら、後は適時、その人の有効な利用方法を考えていけばよいだけだ。相手と同じカテゴリーに入っていると(見せかけていると)、不思議と相手は実はあなたに転がされていることに気付かない。これは断言できる。
[ 2012/10/22 00:09 ] 雑感 | コメント(0)
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筆者紹介

check 小松原 周

こまつばら・あまね/ファンドマネジャー・アナリスト
徹底した企業リサーチと業績予想をもとに投資を行う。現役のファンドマネジャーであるため、外部への情報発信において、個別銘柄の投資推奨などは行っておらず、報酬も得ていない。

(会社四季報より引用)

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