仙人の祈り

ダメな会社の5つの法則 - こんな会社に投資はするな

投資家としてこれまで数え切れない程の企業を訪問してきたが、「この会社は伸びないだろうな...」という、ある種の分かりやすいサインというものがある。今回は、そんな中でも的中率の高い5つの法則を紹介する。

なお、米国の上場企業でこれに該当する会社は日本ほどは多くはないと思う。あなたの会社は大丈夫だろうか?。もし2つ以上該当したら、会社の将来性を見つめ直した方がよい。3つ以上の場合は転職をオススメする。


1) 本業とまったく関係のない事業を持っている

印刷用インクの製造会社がスポーツクラブやゴルフ場を経営していたり、システムエンジニアリングの会社がファーストフードのフランチャイズを展開しているようなケース。

経営者は株主の資金で会社を運営していることを完全に忘れている。当然、収益性を高めるとか、資本効率を良くするとかいったことは考えてもいない。


2) 中期経営計画に数値目標が示されていない

未だにこの手の会社が多いが、投資家に約束する将来の目標に、定量的な数値が示されていない場合がある。なんとな~く上がって行くということで棒グラフが伸びているが、先のほうが薄くスケルトンになっていたりする。

このことを突っ込むと、「社内では明確な数値目標が設定されている」という言い訳が返ってくるが、これは株主や投資家を怒らせるだけだ。経営陣の保身が見え見えである。

3) 自社ビルを建設する

自社ビルを建てる経済合理性はどこにもない。大企業でも本社機能はワンフロアで充分に足りるし、クリエイティブ系の会社でも、コアな人財は多くても数百人で済む。

事業環境は刻一刻と変化するにもかかわらず、本社のために大金を投じて高いリターンを上げることはできない。ワンマン経営がまかり通っているか、投資の収益性を考えていないかのどちらかである。


4) 本社の受け付け嬢がやたらと美人

受け付け嬢が3人以上いて、しかも美人であったら危ない。通常の人選を行なったり、派遣会社に依頼した場合、偶然に3人が美人である可能性はかなり低い。

このような会社は人を公平に評価出来ない、風通しの悪い会社である可能性が高い。また、一人一人の生産性が低いにもかかわらず外面だけはしっかりさせたいという会社であることが多い。


5) 社長が業界紙以外のメディアに出始める

社長がGQに出たり、ベストジーニストを受賞したり、フェラーリの前でポーズを決めている写真が雑誌に出たらアウト。人生上がりだと思っている証拠だ。

その直後から、会社のガバナンスが悪くなったり、競合他社にシェアを奪われ、面白いように会社が傾き始める。目標が高く、会社の成長に意識を集中させている社長というのは、成功者であることを世間にアピールしたりはしない。


番外編

社長室の隠し扉の先にベットルームがある。(某英会話教室→先日別件で懲役刑が確定)
社長が詐欺容疑で逮捕。(神戸証券主幹事、名証セントレックス上場の名に恥じない会社)

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ギコ速
[ 2012/11/27 22:43 ] 投資全般 | コメント(4)
目撃情報
フェラーリの前でポーズを決めている写真が出た、一橋卒、ハーバードMBA取得の某市場社長さんの姿を昨日ウェッブ上で目にしました。ネットという意味では業界誌かもしれませんが、「やはり」ですね。
[ 2012/11/28 12:14 ] [ 編集 ]
Re; 目撃情報
spriteaさん、コメントありがとうございます。

なるほど1円からオークションですか。しかし、何で創業社長はフェラーリを買うか謎ですね。ZOZOタウンのM氏がまさにこの例です。
[ 2012/11/28 19:20 ] [ 編集 ]
また通ります(笑)
社長が高級車を買うのは、4つの理由からです。
1、見栄。
2、会社名義の場合は、高額な減価償却費として経費計上できる
3、高級車に乗っていると周りが道を空けてくれたりする(笑)
4、中古車として値段の落ち方が緩やか、場合によっては買値より高く売れる
多分、フェラーリは4つ全部当てはまります。
[ 2012/11/28 22:57 ] [ 編集 ]
銀さん、コメントありがとうございます。

なるほどそういうことですか。会社の経費で買って、償却して、税制メリットも得るというわけですね。
しかし、私が車に興味がないせいか、それでもいい車に乗る心理がちょっとイメージ出来ないんですね(-。-;
[ 2012/11/28 23:12 ] [ 編集 ]
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筆者紹介

check 小松原 周

こまつばら・あまね/ファンドマネジャー・アナリスト
徹底した企業リサーチと業績予想をもとに投資を行う。現役のファンドマネジャーであるため、外部への情報発信において、個別銘柄の投資推奨などは行っておらず、報酬も得ていない。

(会社四季報より引用)

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