仙人の祈り

リアルな日本を知るために - スティーブへの助言

友人のスティーブ(ユダヤ系米国人)は大の旅行好きであり、このクリスマス休暇は日本で過ごしている。

彼は日本の歴史や文化遺産などにも造形が深く、主要な観光地は一通り訪問したことがある。

今回はよりリアルな現代の日本が知りたいという思いから、私にオススメの場所を聞いてきた。そこで(半分冗談で)以下のような話をした。

1. ショップ店員を観察する

フランフランデパートをプラプラ歩き、いろいろな店を見るとよい。小奇麗な格好をした女性の店員が何やら不思議な言葉を連呼ながら歩き回っている。これは「どうぞごらんくださいませ」という呪文で、「Please enjoy your shopping」という意味だ。

注目すべきはその声だ。すべての女性が、まるでテープを再生しているかのように、まったく同じ声のトーンで言葉を発している。教育されている訳ではない。店員が独自で習得し、同じ声を発するようアジャストしていく。

2. 牛丼を食べる

吉野家日本のファーストフードとして定着した牛丼を食べる。大きな駅の駅前にオレンジ色の「吉野家」か、黄色の「松屋」がある。後払いの吉野家の方が分かりやすい。

カウンターにあるメニューに英語表記はないが、ビーフボールのミディアムをオーダーし、「なまたまご」「つゆだくで」と店員に言えば分かる。

お茶を一口飲んで、目の前の箱から箸を取る。するともう商品が手元に運ばれてくる。この早さにビックリするだろう。
3. 朝の通勤ラッシュに乗る

満員電車朝7時頃、東西線か埼京線の上り電車に乗るとよい。すでに満杯に人を乗せた電車が到着するので、プラットホームに群がる人々が乗ることは出来ないと思うはずだ。

しかし日本人というのは、二種類の形態を持つように進化している。つまり、大きい自分から小さい自分へトランスホームし、電車の中の僅かなスペースに入り込んで行くことができる。

ドアの入り口付近は特に入り込みずらいが、ここはエルボーして入るのが礼儀だ。それでもダメな場合は、押し込み専門のプロが外側から押して助けてくれる。

4. スターバックスへ行く

スターバックス サイズ街にはスターバックスがたくさんあるので、簡単に見つけられるはずだ。見た目もシステムもニューヨークと同じなので、心配することはない。

豆乳ラテは米国でも定番となったが、最新のトレンドは「ほうじ茶ラテ」だ。メニューにはないが、頼むと出してくれる。

サイズは「ショート」を頼んでみるとよい。日本ではトールはミディアムを意味する。あまりの小ささと値段の高さにビックリするだろう。米国ブランドが海外で荒稼ぎしている様子が体験できる。

5. 寿司を食べる

日本ばし すし鉄銀座の「すきやばし次郎」は映画にもなり行ってみたいのは分かるが、お勧めはしない。確かに美味いが、おまかせ20貫で$350はコストパフォーマンスが悪すぎる。しかも次郎さん本人は常連にしか握ってくれない。

せっかくお寿司を食べるなら、ゆっくりとくつろいで食べてもらいたい。高級有名店だと、職人が客よりも偉く、しかも長居をさせてくれない。

そう言った意味でのお勧めは、東京駅の大丸の中にある「日本ばし すし鉄」。値段は高くても$80くらいで、ネタも上質で景色もよい。日本語が出来なくても、職人さんが優しくサポートしてくれる。
[ 2012/12/23 18:00 ] 経済社会 | コメント(0)
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筆者紹介

check 小松原 周 (あまね);

ファンドマネージャー・アナリスト。日本株(東京)や米国株(ウォール街)の経験が長く、取材した会社は5,000社を超える。徹底したリサーチと業績予想に基づき投資判断を行うファンダメンタリスト。

*ブログ記事は、どのような場合であっても個別銘柄の投資判断に関して述べることはありません。

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