仙人の祈り

失政からの開放感に浸る株式市場 - 一夜の恋で終わらないために

この3年間は日本株の参加者にとっては我慢の連続であった。それは例えるならば、一夜の恋の勢いでダメな男と結婚してしまった女性のようなものだ。

結婚後、旦那 (=民主党)は奥さん (=市場)に対する愛はほとんどなかった。結婚する前は、羽振りの良いことばかり言ってお金をチラつかせていた旦那だが、結婚してみると旦那の収入や貯金は全部嘘であることが分かった。

couple_on_the_beach.jpgもともと男運が悪いと自分を卑下していた奥さんであったので、このようなこともどこか慣れっこになっていた。旦那の収入が少なくとも、自分が稼げば何とかなると思って、一生懸命働いた。

そんな辛抱強い奥さんに対して、旦那は一度たりとも優しい言葉を掛けてはくれず、DVすることさえもしばしばあった。こんな日常に奥さんもすっかり嫌気が差し、疲れ果ててしまっていた。

3年経ったある日、借金だけ残して旦那が夜逃げをした。それでも、長い苦悩から解放されて奥さんは少しほっとしていた。そんな折、旦那の元同僚と名乗る男 (=自民党)が訪ねてきた。

どこかバブルの匂いのするその男は、奥さんの耳もとで甘い言葉を囁く。「君は本当によく頑張った。僕ならきっと君を幸せにしてあげられる。さあ、これがその証、銀 (=日銀)の指輪だ。」
男は言葉を続ける。「僕は夜逃げした旦那とは違ってお金を持っているんだ。家も買ってあげるよ。暖かい原子力のストーブだって付いている。だから僕と一緒になろうよ。」

今までそんなに優しくされたことない奥さんは、すっかり男にメロメロになってしまっていた。そして男に何度も聞く「私は今まで男運がとっても悪かったの。今度こそ信じてもいいのよね。」

男は答える「何も心配いらないよ。僕は君のためなら何だってする。ほら、ノスタル爺(=経団連)だって、僕らのことを応援してくれているよ。。。」

こちらの記事でも述べたが、株式市場も自民党の圧勝を求めていた(外部リンク: 民主党の失政リスト)。そしてそれが現実になった今、まさにこれまでの鬱憤を晴らすように急騰した。

ただし、ある意味でここまでは出来レース、ご祝儀相場である。今後は、財政規律に対する市場の信任度と、日本企業の競争力の回復のペースを計りにかけながら投資判断を下すフェーズに入るだろう。

自民党の言うお金とは、家計で言うならサラ金から借りたお金だと思った方が良い。返済のメドが少しでも怪しくなったら国債が危ない。

金融政策と政治を独立させることは、我々の先祖が多くの犠牲を経て学んだことである。かつて滅びた国はすべて通過安とハイパーインフレで滅びている。日本でも江戸幕府が貨幣の捏造を行ったためインフレを止められなくなり、諸侯を抑える力を失って滅びた。(過去記事: 日本が円安トレンドを歩み始めたら

安部政権が行うべきことは、規制緩和と社会システムの改変であり、日銀を掌握することではない。お金を刷っても、それが競争力強化のために使われるとは投資家は思っていない。

今度こそ、一夜の恋で終わらないことを祈っています。
[ 2012/12/21 18:00 ] 投資全般 | コメント(3)
おもしれ~笑
旦那(民主党)と旦那の元同僚(自民党)には共通の愛人(官僚組織)がいた。以前は両者とも愛人の過度な要求を拒めずに借金を繰り返していたのだが、旦那の元同僚と名乗る男は真実の愛に目覚めることができるのか!?

乞うご期待(笑)
[ 2012/12/22 23:47 ] [ 編集 ]
Re: おもしれ~笑
銀さん、コメントありがとうございます。

共通の愛人が出てきましたか笑。確かに愛人によって2人とも借金まみれになっていたというのは、昼下がりのドラマでは常套手段ですかね。
[ 2012/12/22 23:58 ] [ 編集 ]
ウソはいけないわっ
>「日本でも江戸幕府が貨幣の捏造を行ったためインフレを止められなくなり、諸侯を抑える力を失って滅びた。」

え~? ええ~~~~~~?
金本位制の江戸幕府と、管理通貨制度の現代日本を比べるなんて正気じゃないわ。大丈夫?

>「金融政策と政治を独立させることは、我々の先祖が多くの犠牲を経て学んだことである。」

国民の代表から金融政策独立させるのもヘンな話ね。FEDだって「政府内における独立(independent within the government)」だってワザワザ断ってるわよ?

ウソはいけないわ。信用なくすわよ。

チョン民主党はマスゴミ使って、日本国民を強●したの! 
レイ●はチョンの国技だって知ってるでしょ?
米国務省のHPにも載ってるものね。
日本のネットじゃ、姦国とか患国って書くのが一般的よ。
よろしくねっ。
[ 2013/02/15 21:55 ] [ 編集 ]
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筆者紹介

check 小松原 周

こまつばら・あまね/ファンドマネジャー・アナリスト
徹底した企業リサーチと業績予想をもとに投資を行う。現役のファンドマネジャーであるため、外部への情報発信において、個別銘柄の投資推奨などは行っておらず、報酬も得ていない。

(会社四季報より引用)

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