仙人の祈り

日本男子のデート事情 - 焼き鳥屋でプレイボール

日本におけるデート事情は男子と女子との間で大きな隔たりが生じている。

この要因は、男子の方の考え方が大きく変化してきているにも係わらず 、女子の方が昔のまま変化していないことによる。

20-30歳台の日本人男性は、長期化する不景気による就職難や、非正規雇用の増加、低賃金化などによって収入と将来の見通しが最悪の状態となっている。

一方で女性の方は、同様の環境にいるものの、過去からの時系列の比較では、男性ほど堕ち方の変化率が小さい。女性の方はもともと非正規雇用や一般職の率が高いためだ。

NG_dinner_on_the_first_date.gif「初デートでファミレスに連れていかれた」とか、「デートで割り勘なんてあり得ない」と怒る女子の投稿がネット上でよくネタにされる。(写真:初デートでNGな食事ランキング)

しかし男子の方の言い分としては、日々の生活でお洒落なレストランに行かなくなったことや、余程の勝負どころでもなければ、高いコストをかけるメリットがなくなってしまっているのが実情である。

男子というのは生物学的には女子の前では見栄を張りたいものだが、不景気によってその見栄すら捨てて、身の丈に合った正直者になるしかないところまで追い詰められているのである。

バブルの頃とは違い、男子はボール球に手を出す余裕はなくなっている。内角高めに甘く入ったスライダーでも来なければ、フルスイングが出来ないのだ。
「意中の男性との初デートで焼き鳥屋に連れていかれました。これって脈なしですよね。」という女子の記事を読んだことがある。女子としては、私は焼き鳥屋レベルの女として扱われたと憤慨しているのだろうが、これは完全に誤解だ。

正確に言えば、その男子は狙い玉かどうかをまだ見極めている段階にある。もし付き合うことになった場合、毎回高いレストランへ行くことはどの道無理だ。よって庶民的だが、ご飯の美味しい焼き鳥屋に行って、そこでの女子の反応をチェックしているのである。

焼き鳥屋ののれんをくぐった、その時からがプレイボールである。そこで男子はカシスウーロンを飲みながら、焼き鳥女がスライダーかフォークかを読んでいたに違いない。スライダーであれば左中間ゴロを狙って次回は寿司、フォークであれば変な評判を立てられない程度にやり過ごす。

このように、男子の方の台所事情が厳しくなり、彼らは身の丈に合ったパートナーを探すために、最善の行動を取るようになってきているのである。もとからホームランなどは狙っていない。脇を締めてコンパクトなスイングと、確実なミートを心掛けている。

女子にも、一般の男子が昔とは違う環境に置かれ、余裕がなくなってきていることをどうか理解してもらいたい。
[ 2012/12/25 18:00 ] 経済社会 | コメント(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
筆者紹介

check 小松原 周

こまつばら・あまね/ファンドマネジャー・アナリスト
徹底した企業リサーチと業績予想をもとに投資を行う。現役のファンドマネジャーであるため、外部への情報発信において、個別銘柄の投資推奨などは行っておらず、報酬も得ていない。

(会社四季報より引用)

記事の募集
  • 社会全般や政治・経済に関して、記事の寄稿を募集しています。お名前、タイトル、本文を記載しこちらまでお送り下さい
お問合せ
  • 出版・メディア関係の方のお問い合わせはこちら

管理人(Macoちゃん)が責任をもって小松原氏へ転送致します
人気記事(当ブログ内)
記事検索