仙人の祈り

鏡の中のイカと青い自画像

自分のことを自分であると認識できる動物は、ヒトやサル、ゾウ、イルカなど、とても限られた種しかいない言われている。

ところが、琉球大学の池田教授の最近の研究によると、何とアオリイカも自己認識能力を有している可能性が高いという。海の中に設置した鏡の前をアオリイカが通ると、立ち止まって自分と同じ動きをする鏡の中のイカに興味を示し、足の先で鏡を突ついてみたりするらしい。

青い自画像 山田かまち自分を認識するという能力は集団生活をするためには必須の能力であると言える。自分を自分と認識出来なければ、立ち位置を理解したり、全体最適を考えて行動することが出来ず、複雑な社会の構築は不可能である。

アオリイカも時として集団で行動する性質があり、集団の中でも地位の高いイカや見張り役のイカ、危険を引き受けるイカがいて、明らかに役割が分担されているそうだ。

何故こんな話をするのかと言えば、人類の普遍的な悩みの大部分というのは、この自己認識能力から来ていのではないかと考えているためだ。イカも大変だろうが、地上のヒトはもっと大変である。

ネコのように一人で野山で生きていくのであれば、礼節を重んじる必要もないし、上司に気を使ってストレスを溜めることも、同僚が自分より優秀で嫉妬することもない。社会がなければ序列もなく、人と比べるために自己を深く認識する必要はない。

中国の歴史的な書物のうち約7割は、社会の中での人間関係について説いていると言われている。つまりはそれだけニーズがあったという訳であって、ヒトの社会では昔から集団の中での立ち振る舞いは、生きることに直結する最大の関心事であったと言えるだろう。

自己認識能力とは、ヒトが高度な社会を築き、他の種よりも優位となるために埋め込まれたプログラムであるが、結果的にはその機能が多くの悩みや誤解を生み、個々が余計なストレスを抱え込んでいるというのは、何とも皮肉な話である。

人間は生まれた時から社会性を持った生き物であり、物心がつく頃にはすでに自己認識を始めている。そして積もり積もって思春期になると大きなピークが訪れ、悩みや葛藤も多くなる。

例えば「山田かまち」の絵や詩には、痛々しい程の裸の感情と苦しみが表現されているが、感性の豊かな天才ほど、自分と社会との距離感に違和感を感じて、それが芸術というかたちで吐き出されている(写真は山田かまち作、青い自画像)。

芸術家というのは大変なもので、作品を生み出すために常に人類最大の悩みを内側で育てなければならず、常に生みの苦しみに苛まれている。天才ほど短命であることが多いのは、普通の人以上に悩み、それを止めることをしなかったためかも知れない。

話を冒頭に戻すが、私であれば今度はアオリイカにペンとホワイトボードを与えてみたい。彼はやがて苦悶の表情をした自画像を書き、または憧れているスルメイカの美しいフォルムを描いては、それを見つめて溜め息をつくだろう。

社会の中での疲れは、ヒトの社会性と自己認識能力によって生み出される苦悶の結晶という見方もできる。私のような凡人でさえも時として考えすぎて疲れてしまうことがあるので、過度な自己認識はスルーできるような能力も、現代社会を生きる上では必要であるだろう。
味的にはイカよりタコ♡
まっ!優秀であるが上、集団で行動する上の苦悩という図ですかね
分かるな~私がそうでしたから・・・(ホントかよっっ笑)

うーん・・・独立しちゃいませんか!!!
それか偉大なる個人投資家になるのはどうかと!!!

私は自分が変人だと自覚していますし、立ち位置ばっちりです
旦那や友人からも宇宙人だと言われています(・v・;)←見たことない生物だと

そんな私がのびのびしていられるのは、自営ということが大きいです
みなさん、私の宇宙人ぶりを知ってる上で来てくださる(なんて心が広いの)
飾ることもウソもなく、私のまんまでいられることが幸せです
もちろん、軌道にのせるまでに涙なしで語れない苦労はしましたが・・・

話は戻りますが、私が本当になりたかった仕事は画家でした
母に殴られ泣いて諦めましたが笑
株をはじめたのも、当初は親から独立して思う存分自分の能力を発揮したかったからです

先日、岡本太郎の美術展をみましたが、芸術とは内側からとめられないほどの発散を、形にする「瞬間」を捕らえたものだと思いました(それを爆発だ~!と例えたのではないかと)
3年に一度くらい、突然筆をとり下書きなしでダーっと大きな絵を描いてます
そんなときに苦痛を伴うのは、自分の吐きだしたい表現を、納得できるようにまとめられないときの状況ですね
でも早死にする前に、ほどほどでやめてます(仕事に響くから笑)

私がアオリイカなら、ペンを持って真実の自分を認めて真正面から描きたいです
そしてペンを投げ捨てて、自由な世界へ泳いでいくかもしれません
世間の目や常識なんぞ、くそくらえですよ、一度きりの貴重な命ですもの
やっぱり、自分を否定したり飾るよりも、自分を認め生き抜くことが一番の幸せだと思うから♪






[ 2013/06/07 21:46 ] [ 編集 ]
夏の海
アオリイカが見られるのは冷夏の透き通った水の中。
(暖かい海では見られないの。)
ひなこが見つける時は、たいてい二匹で水面近くを遊んでいる。

そして、夏に凍らせて飲むチューペットの様な白い卵が何本も
海の底、海草の間でユラユラしているの。

嵐が来て、海草からもぎ取られた卵が波打ち際に打ち上げられる。
それは暖かい陽射しの中でもまだ生きていて、
剥いてみると1cm程の小さなイカの赤ちゃんが水の中を泳ぎだすんです。
初めて触れた外の世界にビックリして、
そんな小さな身体で、小ちゃなスミをぷいっと吐き出す。
小さな身体を紫から透明に点滅しながら短い命を削ってゆく…。

もし、「かまち」が死んでいなかったとしたら
只のオジサンになっていたと言う人も居るけれど…

成功してロサンゼルスに行った氷室恭介みたいになっていたのでしょうか?
街に流れて聞かされる彼の音楽に何も反応できないのに、
「かまち」の残した文字や絵に胸を締め付けられるのは何故かしら。

きっと、生きておられたとしても
尾崎豊みたいにもがき苦しんで命を削ってしまったのでは…
と、ひなこは思います。

苦しみを大いなるエネルギーとする表現者は多いですが
孤独も苦しみも自身で浄化してしまう表現者もいます。

でも、どちらもやはり短命!

その人しか出来ない絶対的なナニカを生み出せる者は命を削ってしまうのでしょう。


[ 2013/06/07 23:22 ] [ 編集 ]
英国ヘッジファンドのマン・グループが巨額損失を出したと報道されています。今後、株価に何らかの影響がありますでしょうか?
[ 2013/06/08 00:13 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
るんさん、ひなこさん、株好きさん、コメントありがとうございます。

るんさん、ひなこさんのコメントは完成されたものですので、敢えて私からは何も付け加えない方が良いと思います。

株好きさん、マングループの巨額損失の噂はリスク資産にとっては一見するとネガティブですが、実はあまり影響はないと思います。マングループというのは、日系の運用会社の運用資産残高を合計した金額と同レベルの運用資産残高を有する超巨大ヘッジファンドです。

彼らはクローズドなデリバティブ取引が主であるため、巨額の損失と言っても公開されないため何のことかはサッパリわかりません。私もどのようなデリバティブで損失を出したのかは知りませんが、だいたいの想像は付きます。

簡単にいうと、何かしらの原資産の価格が予想外に大きく変動したために、オプション取引で大損を出したと推察できます。金やその他のメタル系、或いは新興国の通貨などでしょう。ただ、マングループはありとあらゆるデリバティブ運用を行っていますが、原資産への投資はそれ程大きくはやっていません。

つまり、彼らの損失が原資産へ更に波及するということは考えにくく、それ程心配するようなものではないと思います。
[ 2013/06/08 14:03 ] [ 編集 ]
毎回楽しく拝見しています。
株好きさんは他でも同じ質問をしている人ですか?
それぞれの識者の回答も面白いですね。

[ 2013/06/08 16:02 ] [ 編集 ]
質問
宇宙人のセンスを持つるんさんに、よろしければ質問させて下さい。
注目の株を教授願いますか。

[ 2013/06/08 20:58 ] [ 編集 ]
げっ( ̄◇ ̄;)
質問する相手、間違えてません???笑

先月にNEMをゲットしました
世界経済は正常ではなく、強力なステロイドで表面をなんとか取り繕ってるように感じます 

健康な時と、そうでない
時は処方するものが違うように、今の時期は普段ならまず選ばない株を選択してみました♪




[ 2013/06/09 09:00 ] [ 編集 ]
PBRが0.5倍の株が、TOBされる場合、株価はどの様に決められるのでしょうか?
[ 2013/06/09 14:15 ] [ 編集 ]
Re:
株好きさん、コメントありがとうございます。

PBRが0.5倍という情報だけでは、どのような価格が妥当な企業価値かは分かりません。企業価値とは、あくまでも将来のキャシュフローの現在価値です。

よくPBRが1倍を割れているから割安で買いという証券会社がいますが、これは大きな間違いです。将来のキャシュフローが赤字になると予想される会社であれば、現在の株主資本は目減りしていくわけです。つまり市場はその会社は将来赤字になると予想しているということです。

また、この会社は多額の現金を持っているから割安という人もいますが、それも恐らく間違いです。それは資産サイドの現金のみを見ているのでしょうが、実際には負債サイドに多額の借金があったり、運転資本として必要な現金が含まれていたり、簿外に多額の負債がある可能性が高いです。市場は簡単には裁定の機会は与えてくれません。安い株には安い理由があります。
[ 2013/06/09 15:10 ] [ 編集 ]
ご返信ありがとうございす。
今後の展開についていくつか質問させてください。
1.マイクロンはエルピーダを買収出来るのか?
2.買収出来た場合、マイクロンにとってどれほどのメリットがあるのか?
3.ゴールドマンやモルガン等の外資が大半が大株主の銘柄はどのようなメリット、デメリットがあるのか?
ご教授くださいませ。
[ 2013/06/09 15:53 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
株好きさん、コメントありがとうございます。

マイクロンやエルピーダについて仮に私が何か考えがあっても、それをこの場でシェアすることは投資顧問業に近くなってしまうのでコメントできません。
一般論で述べると、DRAMは完全なるコモディティ商品であるという前提が大切です。以前のエントリーの「最先端のビジネスモデル」で述べた、最も付加価値のない産業の代表的な例と言えます。マイクロンの経営者や株主であればどのような行動を取るか、想像してみるしかありません。

ゴールドマンやモルスタが投資しているということは、単純に何かしらの価値のギャップがあると見ているということではないでしょうか?純投資だと思います。他の大手の機関投資家が大量に持っているものも同じですが。当然、経営陣に対して会社を良くするようにプレッシャーをかけているでしょうから、株主からのガバナンスがはたらいていると考えてよいのではないでしょうか?

ただ、一般的に外資系の投資家の方がメリハリがあるので、会社がダメだと思えばアッサリ売ったりします。市場で値を崩してでも売ったりするので、突然値崩れするリスクはあるでしょうね。ただ、株式市場というのはそういうものですので、当たり前と言えば当たり前ですが。そうやって優秀な会社が生き残り、ダメな会社が退場を余儀無くされるのが、資本市場の社会的な存在意義ですので。
[ 2013/06/09 18:43 ] [ 編集 ]
ご返信ありがとうございす。
ゴールドマンやモルガンの保有は純投資とありますが、エルピーダが倒産直前に、ゴールドマン、モルガンの大量保有報告があり、事前情報を知っての空売りだったとの話を聞いたことがあります。これはどのようなことなんでしょうか?
[ 2013/06/09 19:27 ] [ 編集 ]
初めまして
いつも楽しく読ませてもらってます
アオリイカとは意外だったのでついついコメントしちゃいました
葛藤を芸術に昇華する天才は凄いですね
アオリイカにもそういうのあたりして
大王イカに比べて俺たちって...OTL
みたいな笑
[ 2013/06/09 21:19 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
株好きさん、ゴンさん、コメントありがとうございます。

株好きさん、ちょっとご質問がわからないんですが、大量保有と空売りは相反する概念です。エルピーダが倒産した時は日本にいなかったので、その時どんな動きがあったかよく知りませんが。
大量保有が出たとしたら、買った値段にもよりますが、潰れる寸前に大株主になっておいて、何処かに転売できれば儲かると打算をして買った可能性はあると思います。
しかしメモリーはキマンダのように倒産してそのまま消える会社の事例もあるので、なかなかチャレンジングだとは思いますが。

ゴンさん、プロの芸術家の苦悩は大変なものがあると思います。日本はアートに対する報酬も低いし、締め切りに間に合わせるように量産をしなければならないですし、本当に職業として食べていくのは大変なことなんですね。
[ 2013/06/09 21:34 ] [ 編集 ]
はじめまして
いつも見るだけだったんですが
アオリイカのタイトル…
私には只々 釣りのターゲットにしか(^_^;) さすが周さま 観点が違います。
[ 2013/06/11 09:39 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
るてさん、コメントありがとうございます。

個人的に最近イカについて興味があり調べているので、それでですかね(投資とは関係ありません)。今後ともよろしくお願いします。
[ 2013/06/11 12:19 ] [ 編集 ]
(^-^)/こんばんは

どうでも良い質問なんですけど…。

数あるサイト(blog)の中で、何故FC2を選ばれたのでしょうか!?

本当にどうでも良い質問なんですけど…、ふと思いまして。
[ 2013/06/11 19:22 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
ひろさん、コメントありがとうございます。

実はブログは2004年頃からライブドアブログで書いていました。その時は堀江さんとよくお会いしていたので、何となくライブドアにしました。

今回はFC2が一番カスタマイズが出来そうであったので選びました。このブログは私自身でHTMLやCSSを打ってつくったものです(そういうスキルがあるんです、実は)。ライブドアで書いていたブログもこのブログに引っ越ししていますが、非表示にしているため皆さんには見えません。

ただサーバーが脆弱で、特に夜は落ちまくっているので、そこは不満がありますね。
[ 2013/06/11 19:54 ] [ 編集 ]
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筆者紹介

check 小松原 周

こまつばら・あまね/ファンドマネジャー・アナリスト
徹底した企業リサーチと業績予想をもとに投資を行う。現役のファンドマネジャーであるため、外部への情報発信において、個別銘柄の投資推奨などは行っておらず、報酬も得ていない。

(会社四季報より引用)

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