仙人の祈り

ダメなアナリストを見分けるための5つの言葉

証券会社のアナリストの推奨ほど当たらないものはない。それは彼らがリサーチャーとしてもインベスターとしても未熟である故である。「新聞記者よりは幾らかまし」と言う意見もあるが、それは事実のみを書いてくれる新聞記者に対して失礼というものである。

一部には優秀なアナリストもいるため、全てを否定するわけではない。しかし大部分は、ヤフーファイナンスの予想屋や、株式新聞、タブロイド誌の記者と同じようなレベルにあるため、個人投資家は注意が必要である。以下のような文言をレポートで述べるアナリストがいれば三流である可能性が高いので、そのようなレポートはスルーするに限る。

「押し目買いの好機」

gesturesfortrader2014買い推奨していた銘柄が暴落してしまった時に使うのが「押し目買いの好機」という言葉である。企業業績の悪化や株価の下落を予想できなかったことを見事に棚に上げ、平然と今が好機であると推奨をする。他人のお金でなければ決してできない芸当である。

「悪材料出尽くし」

なぜ悪材料が出てしまったのかという根本的な問題を無視し、今回ほど悪いことはもうないので「来期は増益→買い」という推奨をする。出尽くしどころか更に業績が悪化したとしても彼らには関係ない。その頃には別の銘柄で同じようなことを言えばよいだけである。反省などしていたら彼らの商売はそもそも成立しない。

「ペアトレードを推奨」

自分の担当セクターの数社しか見ておらず、セクターそのものがどのような位置づけにあるか考えていない。彼らが予想できる程度のシナリオは株価に完全に織り込まれているにもかかわらず、僅かな業績の差に着目してセクター内でのロング&ショートを推奨してくる。完全にナルシスト・アナリストである。

「決算後に見極めたい」

結論を保留し、後出しジャンケンを決め込んだ時の文言である。株価が当たらない以前に、業績予想まで投げ出すという仕事放棄の状態である。会社の戦略や競争力を分析せずに、場当たり的なことばかりを言っているアナリストにとって、ネタがなくなった時に最終的に出てくるのがこの言葉である。

「業績予想を引き上げるが、目標株価は引き下げる」

ここまで来ると、もはやコメディーの世界である。私は正しいが、市場環境が悪かったと居直る。中長期に業績が良くなると思うのであれば強気の買いコールをするべきであるし、本当に市場環境が悪化したせいで株価が下がっただけであるなら、更に強気の買いコールをするべきである。ロジックが破綻している。
[ 2014/04/16 18:00 ] 投資全般 | コメント(8)
お友達はできましたか?いじめにあっていませんか?ご飯食べてますか!焼き鳥ばかりでは栄養が偏りますよ野菜を採る様にね!
横断歩道を渡るときには気を付けて!忘れ物は有りませんか?夜更かしはいけませんよ!歯を磨いてますか?風邪をひかない様に!・・・そうそう!自分の持ち物には名前を書いときなさい!・・・心配だわ一人で大丈夫かしら?

※同級生のヒロちゃんじゃない!周と仲良くしてやってね!
[ 2014/04/17 18:03 ] [ 編集 ]
まるで自分が言われてるのかと思ったわ…(; ̄ー ̄A
[ 2014/04/17 19:57 ] [ 編集 ]

ハンドサインおもしろいです(  ̄▽ ̄)
[ 2014/04/18 21:11 ] [ 編集 ]
画像笑いました

このアナリストの特徴って万国共通ですか?
[ 2014/04/20 16:10 ] [ 編集 ]
Re:
日本以外の国ではあまり見ないですね。アナリストの質も日本はかなり低いですかね。米国のアナリストはもっと本質的な考察をしていますし、お金を掛けて独自のリサーチを行いデータとして使用したりしていますかね。米国の場合はIRからほとんど情報が出てこないという理由もありますが。
[ 2014/04/21 20:22 ] [ 編集 ]
呼称
アナリストとエコノミストとか、ディーラーとブローカーとか、ファンドマネージャーとストラテジストとか、同じようなことをやっているように見えていて、なぜ呼称を細分化するのでしょうか。さらにバイサイドとセルサイドのどちらの立場に立つかによってこれらの呼称がさらに複雑に変化するように見えますが、どう整理したらよいのでしょうか、入社1年生としては眠れない夜が続きます。
[ 2014/04/23 14:27 ] [ 編集 ]
Re:
お金を運用する業界というのは、人数は必要ありませんが、頭の労働が必要です。機能分化は少数精鋭を前提とした上でのものですので、実際には思ったほど複雑ではないと言えるかもしれません。
[ 2014/04/24 18:18 ] [ 編集 ]
業績予想を引き上げるが、目標株価は引き下げる
こんにちは、
先日このサイトを知りまして過去のアーカイブを拝読いたしました。
これは批判ではなく、もう少し詳細なお考えを伺いたいという意図でございます。

確かに、目標株価を引き下げて業績予想を引き上げるときに、業界全体が○○の不透明感から△△なので想定PER水準を引き下げる。結果、業績予想は若干上方修正だが目標株価は引き下げる。といったケースはあります。それは酷い話だと思います。

一方で、例えば、○○の駆け込み需要が発生し、同社製造の○○用部品の受注が旺盛、2年先までの業績予想をさらに引き上げるが、同時に次世代○○用部品に向けた商品開発が迷走中、3年先以降の不透明感が高まったため目標株価を引き下げる。

といったことはありうるのかな?と思います。具体的過ぎて的を得ていない感じもしますが、要するに、株価は業績予想の積上げであり、数年先の業績と目標株価との間にCointegrationが認められることを理由に、Correlationがマイナスであることを否定することは出来ない。と考えております。

いかがでしょうか。
[ 2015/06/05 10:49 ] [ 編集 ]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
筆者紹介

check 小松原 周 (あまね);

ファンドマネージャー・アナリスト。日本株(東京)や米国株(ウォール街)の経験が長く、取材した会社は5,000社を超える。徹底したリサーチと業績予想に基づき投資判断を行うファンダメンタリスト。

*ブログ記事は、どのような場合であっても個別銘柄の投資判断に関して述べることはありません。

By 管理人:

Macoちゃん♀・x・)

記事の募集

社会全般や政治・経済に関して、記事の寄稿を募集しています。お名前、タイトル、本文を以下のフォームにてお送り下さい。採用・不採用は当ブログへの記載を以ってご連絡とさせて頂きます。

お名前:
メルアド:
タイトル:
本文:

人気記事(当ブログ内)
記事検索