仙人の祈り

日本人は「真面目?」それとも「クソ真面目?」

世界の人々に「日本人の性格を一言で表現するなら何ですか?」と聞けば、十中八九「真面目」と答えるだろう。

それはイタリア人が「女好き」で、インド人が「時間にルーズ」で、ブラジル人が「陽気」というレベルのステレオタイプに過ぎないものだが、「真面目」という言葉は少なくとも良い意味で使用される形容詞であるので、我々は先人たちに感謝した方がいいかもしれない。

umbrella_shibuya201406実際には、私の周りには異性と話すのが苦手なイタリア人の友人がいるし(ちなみにサッカーも下手)、いつも定時よりも早めに来るインド人の同僚もいる。根暗なブラジル人や、正直者の中国人、貯金好きのギリシア人なども、探せばたくさんいるだろう。

こうした中、不思議なことにアメリカ人だけはステレオタイプを体現したような、ジョークが好きで、楽しみ上手で、大雑把な人たちが多い。移民だらけのアメリカ人が「アメリカ人的」に変化するメカニズムは解明されていないが、もしかしたらそれは様々な呪縛から解放された、本来の人間らしい姿に一番近いと言えるのかもしれない。

彼らから見ると私などはステレオタイプ通りの日本人であるに違いない。相手の話は最後まで耳を傾けるし、美味しくない料理も顔色一つ変えずに完食するし、咳や多少の熱が出ているくらいで仕事を休んだりはしない。彼らは「Samurai」や「Ninja」を私の中に見出し、同時に、到底理解できないものとして受け止めていることだろう。

ただ、そういった「真面目」なイメージのおかげで、ビジネスをする上でも生活する上でも、日本人であるということは大きなアドバンテージになっていることも事実である。日常生活の中でも日本人であると相手の対応がとても良くなるし、実際のビジネスでもそれが差に出てくることがある。

例えば、米国の某部品商社は、日本企業と中国企業とで、売掛金の支払条件を変えている。日本企業が約束を違えるようなことはまずないが、中国企業の場合は代金を勝手に値引したり、振込み手数料抜きの金額を返してきたりすることがある。それに伴う労力や法務費用のことを考えると割に合わないので、中小の中国企業とは取引をしないことにしている。

日常生活レベルでも、日本人はゴミを道端に捨てないとか、横柄な態度を取らないとか、口約束を破らないとか、大きな声で叫んだりしないとか、日本人にとっては当たり前と思えるような社会的マナーも、世界標準からすると高い位置にあったりする。

もちろん中には不真面目な日本人もいるが、確率論的にはやはり少ない。これらが世界各地で積み重なって「日本人=真面目」ブランドが形成されているのは間違いないだろう。「日本人」と偽って商売をする他のアジア系の人々が海外には大勢いるのも、そのブランド力の恩恵にあやかろうとしている査証である。

一方で、近年はその「真面目」の副作用が目立つようになってきているのも事実である。「真面目」は素晴らしいことだが、度が過ぎると「クソ」が付き始める。

直近のサッカーワールドカップはそれを端的にあらわしている好例と言える。試合前に実施した世論調査によると8割の人が「決勝トーナメントへ進出できる」と答えていたが、ギリシアと引き分けた後に同じ質問をしてみると、8割の人が「決勝トーナメントへ進出できない」に変わっていた。

「進出できる」には希望的観測が含まれていることは容易に想像されることだが、ギリシア戦の後に(結果を見て)それが見事に逆転しているのは興味深い。これも含めて「マスゴミ」のせいなのかもしれないが、大衆がいかに偏った情報を疑わずに受け止め、盲目的になっているのかがわかる。

もう一つ例をあげよう。日本を訪問した私の友人が面白いことを言っていた。彼女が大きな交差点で信号待ちをしいていると、パラパラと小粒の雨が降り始めてきた。するとその直後、周囲の日本人たちが手に持っていた傘や、カバンから折り畳み傘を取り出し、いっせいに広げ始めたそうだ。

彼女は日本人が皆、天気予報をチェックし、そしてそのための準備をし、更に、降っているかどうかもわからないような雨に対して一糸乱れぬ反応を示したことに対して、ビックリしたと同時に、薄気味の悪さを感じたという。「まるでプログラミングされたロボットのようだった」と彼女は冗談まじりに私に話をした。

あまりにもディテールまで統率が取れている、取れすぎているために、失っているものがそこにはあるような気がするのは私だけではないだろう。「自分で考え、行動する」。小学校の黒板の上に書いてあってもおかしくはないような当たり前のことが、日本人は疎かになっていはしないだろうか。

人の言うことを鵜呑みにして客観性を失ったり、周りが取る行動に自分も合わせることが正解であると思い込ませる同質化の圧力は、まさに「クソ」が付くような「真面目さ」と言えるかもしれない。ネットによって取得可能な情報の格差がなくなり、個々の創造性が求められている昨今の世の中にあって、これではどのような勝負にも勝てる気がしない。

ボールというオーナーシップを持った瞬間に、それを最後にどのようにして相手のゴールへ叩き込むかを考え、行動する力が必要だ。そのためには打ち合わせになかったプレーであったり、時に味方を出し抜くようなことも求められるだろう。環境変化の激しい予想外の状況下で、形式主義者や指示待ち人間ほど使えないものはない。

我々日本人は「和を以って貴しとなす」は完全マスターしたが、更にその先を行く、「結果」や「成果」に対しても真面目であるべきだろう。集団としての統率力を保った上で、その中から抜きん出た個のアイディアを優先させる意識が根付けば、日本人はビジネスでもスポーツでも、各分野で最強のチームプレーができると思う。

「日本人」ブランドの価値は依然として世界に残っている。「真面目」が「クソ真面目」に変わってしまう前に、我々自身が変革していく環境を整えなければならない。
憧れのwordですね
私、リアルでは女性に人気あるほーなんですがココでは不思議と受けないですね〜
やっぱ、皆、小松原さん狙いだから???

もー皆さん、諦めて♡
私がツバつけちゃったから♪( ´θ`)ノぺろ〜ん

((((;゚Д゚)))))))いつだよっ?
↑↑↑
小松原さん

こんなコトつらつら平気で書く私は、友人に1度も真面目という評価を得たことないですね( ̄▽ ̄)
明るい、面白いはしょっ中言われるけど

あ、9時過ぎてる( ゚д゚)
寝なきゃ!!
この辺は真面目なのに、笑
[ 2014/06/27 21:21 ] [ 編集 ]
今後の方向性
調整続きの日本株価ですが、このまま調整は続いていくのでしょうか?
私は所得もあがり、消費も良好ですので、わずかですが景気の良い兆しが見えてきたと実感してます。

小松原さんはどう感じられてますか?
[ 2014/06/27 21:38 ] [ 編集 ]
ユーモア
自分のことを言われているような感じが。。。(汗)
まさに、右を向けと言われたら右を向く人間でして、業績も思うよう伸ばせずして。。
思い切ったことをしても、大抵空回りや恥をかくことになり、年々挑戦することに縁遠くなり、性格上諦めたほうが楽ではないかと。。
真面目・・・良いイメージがありますが、これで損することも多かったですね。
上の女医さんのように、ユーモアたっぷりのジョークでも飛ばせれば、もう少し人生楽しくいけたかもしれません。面白いと言われる方が、羨ましいですよ。
そこで氏にお尋ねしたいのでありますが、ユーモアはどのようにして身につくものでしょうか?
アメリカではユーモアのない人間は、出世できないと聞いております。
最近の流れを見ると、質問に答える形式は止めたのですかね?
[ 2014/06/29 13:42 ] [ 編集 ]
読者さん、お互いナイものねだりですかね〜??(TvT)
私もこのフザけた性格で、何度損して、エライ人と周囲を何人青ざめさせたか分かりません笑
でも、性格ってそんな簡単に直せないですよね
もーココは自分の良いトコ伸ばして、突っ走るしか…
( ̄◇ ̄;)←手遅れっぽいし
[ 2014/06/29 18:39 ] [ 編集 ]
同感ですね!私ももう少し緩い人間であったならと後悔しています!
根が真面目なもんで!融通が利かないと言うか何と言うか?なかなか変われないもんですね!・・・えっ!4ねって!・・・何か変な事言いましたか?

※しかしアルソックのCM何とかなりませんか!メダリストをあんな使い方するな!
[ 2014/06/30 17:24 ] [ 編集 ]
上の人さん、助言ありがとうございます。
そうですか、突っ走りますか。(笑)

話は変わりますが、前回のコメントで目にした曲を検索してユーチューブで拝聴しました。
スリラーぐらいしか知らないのですが、このような曲もあったのかと。。。
長らく奇抜なだけで売れていたのかと思っておりましたが、やはり世界中にファンがいるのは、それだけの理由がありますね。
小生は英語はさっぱりなので歌詞は日本字幕を見ながら聴いてみました。
メッセージ性が強くメロディーも耳に残り、力が湧いてくる歌ですね。
他にも良い曲が沢山あるのでしょう。DVDが欲しくなりました。(^_^)
[ 2014/07/01 11:57 ] [ 編集 ]
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筆者紹介

check 小松原 周

こまつばら・あまね/ファンドマネジャー・アナリスト
徹底した企業リサーチと業績予想をもとに投資を行う。現役のファンドマネジャーであるため、外部への情報発信において、個別銘柄の投資推奨などは行っておらず、報酬も得ていない。

(会社四季報より引用)

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