仙人の祈り

リクルーターが注目する「知性の質」

ITによって仕事が急速に一般化・汎用化される現代にあって、従来のような学歴重視の採用手法では、付加価値のある人材を効率良く獲得できなくなっていることは、周知の事実である。しかし「ではどうすればよいのか?」と問われると、明確な手段があるわけではないため、皆が困っているというのが実情だ。

私は、経営者からこのような悩みを相談された時、友人のリクルーターから教えてもらった、優れた人材を探し出す際に注目すべきポイントがあるという話をシェアする。彼女はこの手法により、大手金融やIT企業から絶大な支持を集め、人材コンサルとして独立するに至ったほどである。

interview201409その手法を端的に述べると、それは「知性」とは何であるのかを今一度考えてみる、というものである。「知性」というのは日本語では「知る」「性(さが)」と書くが、読んで字の如く、本物の知性とは「知りたい」という性分がどれほど強いかどうかで定義される。

「知性の高い人」というのは、自分の可能性が青天井に広がっていると考えている。「知りたい、学びたい」という欲求が最初にあるため、努力も、批判も、失敗も、すべてを受け入れる心を持っている。彼らは、内側から沸いてくる衝動によって動いており、自分の中での成長している感覚を、最も重視している。


一方で、「知性の高くない人」というのは、「自分をよく見せたい」という、外側から見た(見られた)衝動を動機としている。「賢そうか」「受け入れられているか」「成功者と思われているか」といったように、予め決められた世界の中で、相対的に良い状態でいることに重きを置いている。打算や嫉妬も、知性の乏しい人の典型的な思考パターンである。

これらを踏まえた上で、「偉人」と呼ばれる人の発言や名言などを見てみると、ほとんどすべての場合において、彼らは「知性の高い人」であることがよくわかるだろう。一見すると変人と思われるエピソードや、常人が驚くようなイノベーションも、彼らの知性の高さゆえのものをと考えれば、それほど不思議ではない。

よく「努力で到達できるレベルの限界」とか、「生まれもった天才にしか超えられない壁」、といったような議論があるが、このような考え方自体が「知性の高くない人」のそれであることに、多くの人が気づいていない。そもそも「レベル感」や「凡人/天才」という基準を前提に物事を捉える発想が、「知性の高い人」にはないのである。

では「どのようにすれば知性が高くなるのか」ということに関しては、家庭環境や教育環境などを調べても、パターン化されるものがなく、今後の研究課題となっている。だが「知性の高い人かどうかを判断する」ことに関しては、その人と成りを知る時間と、上記の視点さえ忘れなければ、専門家でなくとも容易にできるという。

友人のリクルーターの話によると、彼らが候補者をインタビューする際に、このような知性の質を探る質問を、言外に数多く投げかけているそうだ。だが、それは潜在的な知性を探るものであるため、例え相手がそのことを知っていたからと言って、昨日今日では修正が効かないような類の質問であるという。

クライアントの企業は、中途採用の場合は基本的には専門知識を求めるが、新卒採用では、このような知性を探ることに多くの時間を費やすという。学歴はもちろん見るが、知性の高さは、むしろそれ以外のところから判断されることが多いというのも、興味深い話である。

このように、米国のリクルーティングの最先端では、「知性」というものの本質を見極める取り組みが始まっている。より高い付加価値を生み出す人材を効率良く獲得していくために、日本企業にも応用できる点があるかもしれない。

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[ 2014/09/04 18:00 ] 経済社会 | コメント(9)
知り合いにはいない
なるほど知性ですか。ここで言う知性の高い人というのは、ごく一握りの存在のことを指すのですかね。だいたいの人は外面を気にして生きていますしね〜。特に日本人なんかは。

知性が高い人は、大人であれば、すでに何かの分野で飛び抜けたものを持っていそうですね。
[ 2014/09/04 22:50 ] [ 編集 ]
うっわー!!
私、バカですが変人だから、もっと簡単に見つけるコツ、分かるよーな気がします☆知りたいですか〜?♪( ´θ`)ノ

やっぱり、ココは、私と岩盤浴でしょう!!!
OKなら、コーヒー牛乳飲みながら教えてあげちゃう\(//∇//)ばしっばしっ

( ゚д゚)ん?
なんか上から降ってきた…

↙︎↙︎↙︎↙︎↙︎↙︎↙︎↙︎
ヽ( ̄д ̄;)ノ↙︎↙︎↙︎
ぎゃーっ!今度は全部、槍じゃな〜い!!

え、荒らしてる??
[ 2014/09/05 08:02 ] [ 編集 ]
私はどっちだろうか?知性が高いのかそれとも低いのか?皆私のコメントをどう思っているのだろうか?・・・う~むむむ・・・・あっ!低いんだ・・・チッ!バカバカしい

※今地方紙の夕刊でピーターフランクルさんの自伝を読んでるんだけど(昨日の夕刊で連載終り)まさに御題の様な知性の高い人物の様です!興味を持った事は何でも凝り性な感じです!しかも友達や先生に恵まれて(恵まれる様な性格?)世界を飛び回ってるそうです!日本が大好きの様で読んでいてこっちまで楽しくなっちまった!結構プレイボーイなとこが以外でした!僕はこんな大人になりたいです!おわり・・・・・読書感想文?

※なるほど!痴性か!私は痴性が高いんだ!・・・・えっ!恥ずかしいの?
[ 2014/09/05 08:20 ] [ 編集 ]
知性
なるほど、知りたい性と考えると理解しやすいです。
知性が高い人物というのは、純粋な人なのではないでしょうか。
社会に出ると理不尽なことばかりですから、感情を忘れていくのが普通です。知性の高い人というのは、こういったものを失わずにいられる環境、もしくは自分で作り出す努力をしている人かもしれませんね。

上の方々のコメントも毎回楽しみにしているのですが、どんなくだけた表現をされていても、知性が垣間見えますね。
[ 2014/09/07 17:18 ] [ 編集 ]
知りたい性
私が学生時代、就職活動で苦戦した理由が、今分かりました。知りたいという感情に乏しかったです。仕事何でもやります、やらせて下さい、だけでは苦戦して当然でした。
自己分析だけではダメでした。リクルーターも分析しておく必要があったんですね。
敵を知り、己を知れば、百戦危うからず。格言は知ってましたが、知っていただけでした。
[ 2014/09/08 00:10 ] [ 編集 ]
うっわー!

l\・)う、
嬉しくなんかないぞぉ♡
コノヤロぉっ♡
(・C・;)\(//∇//)ばしばしっ

読者さん
[ 2014/09/08 18:48 ] [ 編集 ]
痴性なり。
自己顕示欲が強い人は
結局便所の落書きをする。

知性、ユーモア、謙虚さ。
[ 2014/09/09 20:24 ] [ 編集 ]
toushika_y
スタンフォード大学のキャロルドウィックのマインドセットですね。
これは論文も出ていますね。
[ 2014/09/10 22:53 ] [ 編集 ]
目に止まった本
他人を攻撃せずにはいられない人 (PHP新書)
片田珠美

現在、15万突破の書物で主様は既に読まれているかもしれませんが、参考まで。
[ 2014/09/11 21:15 ] [ 編集 ]
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筆者紹介

check 小松原 周 (あまね);

ファンドマネージャー・アナリスト。日本株(東京)や米国株(ウォール街)の経験が長く、取材した会社は5,000社を超える。徹底したリサーチと業績予想に基づき投資判断を行うファンダメンタリスト。

*ブログ記事は、どのような場合であっても個別銘柄の投資判断に関して述べることはありません。

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