仙人の祈り

無神論者の信じる神

私は神の存在を信じていない、いわゆる無神論者である。欧米のホワイトカラーにそれを言うとリアルに軽蔑されるが、公的文書にもしっかりと「信じている宗教」の欄の最後にある「なし」にチェックを入れている。

世の中の多くの争いは、どの流派の神を信じるかが大義名分のようになっているが、無神論者の私からすると、どうしてもその主張に共感することができず、本音を言うと「すみません、マジで何言ってるかわからないんですけど」という感じになる。

20141012『あなたは何も信じていない。では、あなたの魂はいつ救われるのですか?』と、某会議が終わった後のフロアで大真面目に聞かれたこともある。しかし、私の魂は、救われていないとは感じていないし、むしろこれから行く予定の美味しい焼き鳥屋への期待感で、ワクワクしているところである。

「焼き鳥になる鳥の魂はいつ救われるの?」と逆に聞くと、相手は軽く天を仰ぎ『鳥に魂はないから、救われる必要はない』と言う。「ふむ。日本では八百万(やおよろず)の神と言って、全てのモノに神が宿っていると昔から信じられているよ。川も石コロもバッタも、もちろん焼き鳥もね。」


「君の信じる神は人しかカバーしてないのなら、八百万の会議に出席して、最新情報をアップデートしたらいいんじゃないかな。今度そう言っておいてくれよ。」と言うと、相手はこんな馬鹿と話した自分が馬鹿だったと言わんばかりに、ヤレヤレと退散していく。

私は無神論者である。しかしその神とは、世の中のメジャーな宗教の中で存在する神について信じていないというだけである。もしこの宇宙の、人に計り知れないほどの大きな器と、時間と、物理現象のことを神と呼ぶのなら、私はその偉大なる神のことを本気で信じている。

夕陽が山の稜線を照らし、そして麦畑をオレンジ色に輝かせる。冷たい風がそよぎ始め、鳥たちは森へと帰る。私は帰路、亡き人々の在りし日の美しい姿を思い浮かべ、その魂が私の信じる神の下へと還って行ったことを知る。

本の中に出てくるような都合のよい神には、申し訳ないが、これほどまでに美しく、儚い世界を創ることはできないだろう。真実から目を背け、妄想の世界に救いを求めるのはその人の勝手だ。しかし、それを利用したり、他人に押し付ける行為には全く賛同できない。

無神論者を軽蔑する者は、外の世界を知らぬ、閉じた心の持ち主である。そのような者たちが神や正義を語る時、無神論者からは冷めた目で見られていることには、まるで気づいてはいない。
[ 2014/10/12 20:00 ] 雑感 | コメント(23)
私も無神論者です
会ったコトないヒトを信じて、断食したり、祈ったり、輸血はダメだとか、お肉はダメだとか、命を粗末にしたり、なんじゃらほい?( ̄◇ ̄;)む〜り〜

魂の拠り所は、自分が生きてる現実で自分が感じたり、出会ったりするもので、本来なら強制するものではなく人それぞれ違くて自由でいーんじゃないかな…と
[ 2014/10/13 09:59 ] [ 編集 ]
御嶽山の噴火
ニュースで、死者が最も多い場所が神社だったというのを見て、神はいるのだろうかと思いましたね。。
小生のような特に外国企業と関連の少ない日本のサラリーマンですと、宗教の話は話題にものぼりませんね。氏のような環境では、宗派の有無が大きく関わってくるのでしょうかね。
[ 2014/10/13 13:46 ] [ 編集 ]
世界が自分中心である限り
無神論者には強い心を持っていないとなれません。歴史が宗教と共に歩んでいるのは、人類とは多くの人にとって救われないものであるからでしょう。

科学技術の発達によって、宗教で説かれていることが幻想であることが、広く知れ渡ってきています。それでも、自分中心の世界が、この世界であると思う人々にとっては、無神論とは受け入れがたいものであり続けるかもしれません。
[ 2014/10/13 17:43 ] [ 編集 ]
私も無神経論者です!坊主や神主に願いを聞いてもらったためしが無い!どころか聖職者なのに金が一番大好きな感じですね!彼らこそがおにぎり君では無いでしょうか!信心深い方の家が火事になったり事故にあったり?金は取るけど願いは叶わない神様や仏様の正体は先の写真のヒラリークリントン?怖いです!・・・えっ!経は要らない?

※上記の生臭坊主らは私が門徒の寺の住職としときます!田舎なので無宗教でも意味無くとりあえず寺に属しています!
[ 2014/10/13 18:03 ] [ 編集 ]
神も仏も願いを叶えるために存在するんですか
神も仏もたまったもんじゃないな
[ 2014/10/13 18:57 ] [ 編集 ]
圭吾さんへ
強いんですかね?( ̄◇ ̄;)←実は弱弱
無神論者には、ピーマンが好きか
そーでないか聞かれて、あんまり…と答えたら、相手が憤慨してコッチがビックリしたと同じlevelの内容なんですよね
相手がピーマン好きであることは、全然構わないし、あ、そーなんだ\(^o^)/と軽く認めちゃうんですけど笑
地球ができて50億年以上経つのに、数千年前に出てきた方を信じて、争いが起きるのが、ホントに理不尽に感じてならないんです( ;´Д`)
きっとイエスさまも、アッ⭕️ーも、今の現状みたら布教しなかったんじゃないかと思います
勿論、良い部分も知ってるんですけどね^^;
[ 2014/10/13 22:10 ] [ 編集 ]
多分、あなた様は「アニミスト」で良いのではないのかと思います。
ちなみに私は「アニミスト」です。
全ての人、すべてのものに神は宿り、それゆえ、自分以外の全ての人、全てのものを尊重しなくてはいけないと言う考え方はまさに「アニミズム」の考えだと思います。
日本人は昔から、どちらかというと仏教というよりも、アニミストの国だと思っています。
昨今でも、正月になればトイレに鏡餅を置き、神社にお参りに行き、墓参りにはお寺に行き、ハロウィンやクリスマスを祝い、宗教が無いと日本人は言われがちですが、全ての神を尊重しているだけなんですよね。。。商業主義の結果でももありますが(笑)
Wikiのアニミズムのページを張っておきますね。
久しぶりに見て驚いたのですが、西洋社会では蔑視されていた時期もあるんですね。。。
未だに、一神教の方々からの蔑視は継続中かも知れませんので、そこも個人的には気に入っています。
私は、原始的ということは普遍的な事だと解釈しておりますので。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%9F%E3%82%BA%E3%83%A0
[ 2014/10/16 14:39 ] [ 編集 ]
通りすがりさんへ
うわーありがとうございます!
そんな言葉や概念初めて知りました!!
ダレが何の宗教か分からないし、タブーっぽいので黙ってましたが、小松原さんが無神論者だとズバっと書いて下さったおかげで、(人様のblogをいーことに笑)思ってること書いちゃいました
( ̄▽ ̄)すみません…
でも、おかげで、そんな言葉や考え方があるんだなーと分かってすっきりできました\(^o^)/らんらら〜ん♪
教会で讃美歌歌うより、綺麗な水に触れたり、大きな岩や木を抱っこしたり、炎の揺らめきにバリバリ癒される私は、かなりそーなんだと思います⭐️
[ 2014/10/16 19:40 ] [ 編集 ]
ああ、全くもってそのとおり
日頃、私が思っている事が、分かりやすく綺麗に書かれており、とても共感いたしました。
私は、宗教というものの始まりは、大昔、頭の良い人間が有象無象の大衆をうまく制御するために考え出された手段だと思っています。
どこかに神がいて、あなたのことを何時もみている、悪い事をすれば地獄に落ち、良い事をすれば天国に・・・
こんな事を広める事ができれば、政治を行う者としてはとてもやりやす環境を得る事ができるし、大衆にとっても住みやすい環境となるでしょう。
そういう意味では良い面もあるのかと思いますが、問題は、いろいろな宗教ができあがり自分たちの勢力を広めようと覇権が起きてしまう事。

長い間に、いろいろな人間が宗教ににくずけをして権威を高め、有り難みが増すものの、同時に本来の目的から外れ、時にはある個人的、民族的目的を実現するための手段として利用される・・・
こうなると、もう本末転倒ですね。

戯れ言の最後に、もう一言、私は宇宙人は居ると思って居ます。
なぜなら、地球という星に我々が居る事がその証拠だと思うから。
時々、地球だけ人類だけが例外だなんて言う方がいますが、自分たちだけが特別だと考えるのは宗教の影響そのものでしょう。
この宇宙の現象に例外なんて存在しません。
[ 2014/10/18 12:53 ] [ 編集 ]
難しいな株とかあちゃ・・・世の中は!
[ 2014/10/18 14:55 ] [ 編集 ]
表裏一体
聖書に言語か、こんなにあるのは神が人間が理解し合えないようにと考えて創られた と有ります。もしも民族同志よ自分本位の神に縋って、正当化するのは、神の思う壺だと 私などは考えてしまいます。アニミズムは、人類最後の裏表一体の神であると思います。
[ 2014/10/18 19:35 ] [ 編集 ]
小松原様のような無神論者が未来にはスタンダードになると思います。リスペクトする対象さえ正しければ、世の中はもう少し平和になるでしょうね。
[ 2014/10/19 15:25 ] [ 編集 ]
残念ながら、まだ自省が足らないのではないでしょうか。
無神論者もひとつの寄って立つ思想であるなら、
それもまた妄想だと切り捨てられても仕方ないということです。
他説を「妄想」と言うその自覚なき傲慢さが、所詮は「自省ある」気取りの感情論に過ぎないことを現してますよ。
[ 2014/10/22 09:13 ] [ 編集 ]
本論は、どちらが良いかではなく、一方的な価値観の押し付けが嫌だという話ですよ(´・Д・)」
それより、ホワイトカラーの中で無神論者と言ってしまうことに、称賛すべきじゃないですか?
色んな宗教家を知ってますが、日本の皆さんは、仕事や生活を気にして公言せず、隠してる方が多いです
人は人、自分が心から信じてるなら、本文も笑ってスルーできるハズです
プラマイゼロでしょう(=´∀`)人(´∀`=)♡
[ 2014/10/22 20:44 ] [ 編集 ]
この人は半ば確信犯で煽ってる節あるからね
擁護する価値ないと思うよ
[ 2014/10/22 20:55 ] [ 編集 ]
ONE
周さん

ANNUIT COEPTIS

NOVUS ORDO SECLORUM

IN GOD WE TRUST

周さんのポケットにもあるであろうこの言葉、周さんや特に東岸の業界の方は、十二分にお分かりかと推察致します。

写真とタイトルに対して、メッセージの内容がパラドックス。読解力の乏しい私は、周さんの真意を解するのに少し時間が掛かり、また周さんにしてやられました。

余談ですが、今の私は米人には、便宜上と半分本気で仏教と神道の信仰者としております。過去に何も考えずに無神論者と米人に話して後々後悔したので。周さんにはそんな私の話は、既に超越した無用な話でしょう。



[ 2014/10/24 23:52 ] [ 編集 ]
多元的価値を認めるエリートは、本当に多元的価値を認めてますか?
作為的に自分に「器の大きい特性」をファッションして、特別な地位に置きたいだけじゃないですか?
だって、庶民が大きい器を持つようになることを嫌うじゃないですか。
周さんはそういう方ではないと信じたいですが、
そういう方には、大きな器なんて言って欲しくないですね。
[ 2014/10/25 22:43 ] [ 編集 ]
小松原さんは恐らく、本当に普通の日本の家庭(芸術家の家系?)で育ったのかもしれません。

しかし、何かがあって、あるいは運命のいたずらか、資本主義社会に引き込まれてしまった。私には、小松原さんは、もとの自分のアイデンティティーが失わないように、必死で自分の中で戦っているように見えたりします。
[ 2014/10/26 15:49 ] [ 編集 ]
そうでしたか!・・・主様はホントはこの仕事が嫌いなのかな!歌舞伎の家元の出だから芸の道に進みたかったが海老蔵兄さんが後を継いだので自分は信用金庫にですか・・・悩んだでしょうね・・・えっ!私が嫌い・・・そんなに何回も言わなくても・・・シクシク・・・びぇ~ん

* 皆さんお待ちかねですよ!

[ 2014/10/27 08:30 ] [ 編集 ]
いつも楽しく見させて頂いています、

小松原様は水素に付いてはどの様にお考えでしょうか、

有望であるが未だ先の話である?

それほど大きな見込みは無い?

お答え頂ければ幸いです。
[ 2014/10/27 08:39 ] [ 編集 ]
The Star ( PSR B1913+16)

今回の記事を読み、浮かんだのは3つのエピソードでした。

2つは今現在も、読み継がれている過去の物語。
忘れ去られて消えないと言うことは、感覚的に受け入れられて居ることの証明かと思います。
誰もが知っている「シンドバットの7つの航海」と「ロビンソンクルーソー」。
主人公達の行動を考えてみると、「神」と言う存在がいかに都合良く使われている事か。

誰もが来るべき「死」から逃れられない様に
一般に無神論者と言われている人達も、「神」を完全に否定する事は不可能でしょう。
教会に通わなくとも、普段の生活や言葉にまで「神」の概念は入り込んでいます。
(私達にできる事はセレモニーから宗教的儀式を外す位でしょう。)

私には、世界の大まかな宗教の原点は全て同じに見えます。
そして、どの宗教にも残虐行為や戦争を抑制する効果は無いのだと思います。

http://ja.m.wikipedia.org/wiki/マイスター・エックハルト
13世紀のドイツ人司教ですが、「人と神の関係」をかなりうまく表現している気がします。

今、「イスラム国」に対して先進国からの批判が高まっていますが
彼らが信じると同じ物、表向きはイスラム教でも本質的には「森の神」のような矛盾が
我々には全く無いとは言えません。

個人的には、全能の神は存在していて、
「神にはプランがある」=「物事は全て必然」
という考え方を好んでいます。

科学で解き明かされている生命の歴史を考えてみると
「神」の時間軸では、私達の生命など一瞬にも満たないのでしょうが
それでも「私のプラン」が用意されているとしたら
変わり栄えのない日々の生活も、少しは色彩を帯びてくると思うのです。

[ 2014/10/31 05:16 ] [ 編集 ]
追加緩和
小松原さん

本日日銀の追加緩和が発表され株価は大きく反応しましたが、小松原さんはどのようにお考えでしょうか?自分にはどんどん先の細くなる、もう後戻りの出来ない道を、目隠ししたまま進んでいるようにしか思えないのですが、、、
[ 2014/10/31 16:11 ] [ 編集 ]
同感
神が存在するかしないかは正直わからない。
いるかもしれないし、いないかもしれない。
それは不確定なものだ。

根拠のない不確定なものを頭から信じることは、論理的に間違ってると思う。
あるかないかわからないのだから。
[ 2016/02/27 22:14 ] [ 編集 ]
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筆者紹介

check 小松原 周 (あまね);

ファンドマネージャー・アナリスト。日本株(東京)や米国株(ウォール街)の経験が長く、取材した会社は5,000社を超える。徹底したリサーチと業績予想に基づき投資判断を行うファンダメンタリスト。

*ブログ記事は、どのような場合であっても個別銘柄の投資判断に関して述べることはありません。

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